ダ・ヴィンチ・コード

ダ・ヴィンチ・コード

話題(若干遅いけど)のダ・ヴィンチ・コードの原作を読み、映画も見てきました。
ネタバレを防ぐため多くは書きませんが、ダ・ヴィンチの名前が題名にある割りには、ダ・ヴィンチの絵の話が言うほど出てきません。原作にある数々のウンチクもストーリー展開も面白いと思う。「最後の晩餐」に関する解釈は著者のオリジナルで、ストーリーを興味深いものにしている。
映画は、原作を映像化することに成功していると思う。ただし、原作に仕掛けられたストーリーの鍵が、映画ではサラッと流されている印象がする。原作に忠実に描いていたら、各方面に様々な波紋を広げる可能性がある、あるいは時間が足りなくなるのかもしれないが。宗教集団の修行僧シラスを演じるポール・ベタニーが一番良かった。「ビューティフル・マインド」でもこの映画でも、存在感のある演技でした。