ロシア・日本車だらけ

日本車だらけ

ウラジオストクに着いて最初に驚くことは、日本車の多さ。走る車、走る車、すべてが日本車。聞けば、ウラジオストクの車の9割(!)が日本車だそうです。ヨーロッパ風の街並みの中を日本車がゾロゾロ走っている様子*1を想像してみて下さい。ちょっと不思議な感じがしますね。
新潟港から日本の中古車が輸出されているというのは有名な話ですが、ここまで日本車が普及しているとは夢にも思いませんでした。日本車は壊れないので、とても人気が高いそうです。中古車と言っても新しいタイプの中古車も走っているので、「お古」を使っているというような印象はあまりしませんでした。
面白いのは、日本で使っていた状態でそのまま使っていること。「○○工務店」とか「○○サービス」みたいな社名がそのまま残っていたり、「○ンガルー便」のような宅配便のトラックが塗装を変えることなくそのまま走っています。ウラジオの街中を「○ンガルー便」が爆走しているのをみると、さすがに笑いがこみ上げてきます。
私を含めて、皆さんが昔乗っていた車がウラジオで第二、第三の人生を送っているかもしれません。聞くところによると、ランドクルーザーのようなオフロードに強い四輪駆動車に人気があるそうです。ロシアの道路は穴が開いていたり、マンホールの大きな板がツルツルになっていたりして、走行はなかなか危険ですからね。
自動車の盗難事故が多いためか、どの車も盗難防止装置を付けているようです。リモコンで開錠あるいは施錠する時に装置も作動するので、あちらこちらでピコンピコンと大きな音がします。(日本でも最近は良く見かけるようになりましたが。)
ウラジオストクでは携帯電話も普及しています。携帯を持って自動車も持っているから、この点は日本と全く同じですね。発展途上国という前評判を聞いて出かけていたので、この経済の発展ぶりには驚かされました。

*1:当然のことながら、ロシアは右側走行です。