ロシアグルメ・ボルシチ

ボルシチ

代表的なロシア料理といえばボルシチ(ボールシборш)。日本でもロシア料理店で何度か食べていましたが、やはり本場の味は違うと感じました。
ボルシチとは分かりやすく言えば、「赤い野菜具だくさんスープ」です。作り方はこちらのページが参考になります。ボルシチの赤さはビーツの赤さなので、トマトスープとは異なります。ロシアでは缶詰ではなく生のビーツを使っていたので美味しかったのでしょう。
ボルシチに入っているものは、ビーツ、キャベツ、玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジンなどの野菜と牛肉です。煮込みやすくするために、野菜は細かく刻んであります。仕上げに必ずサワークリームを浮かべます。パセリなどのハーブも散らします。お店によって入っている具が異なっていて、あるお店ではプルーンも入っていました。家庭によっても味が異なるそうで、とてもバラエティに富む料理です。
ロシアのボルシチは、日本では味噌汁、青森では「けの汁」に位置づけることができます。思えば材料を細かく切ってコトコト煮込む点は、ボルシチも「けの汁」も全く同じですね。寒い雪国ならではの料理なのでしょう。