ロシアグルメ・つぼ焼きビーフ

つぼ焼きビーフ

ロシア料理で代表的なものの一つに、つぼ焼き料理というものがあります。文字通り「つぼ」の中に料理を入っています。つぼといっても、日本でいう梅干などを入れる茶色のつぼに似ています。
今回紹介するのは、「つぼ焼きビーフ(Говядина в горшочке)」です。アツアツのつぼの中には、甘辛く味付けされたビーフ、ジャガイモ、ネギが入っていました。ビーフは甘辛いタレに漬け込んでいたのか、味がしっかり付いていました。味付けは韓国料理のプルコギに似ていました。濃厚な味のビーフとシンプルなジャガイモがベストマッチ! どうしてこういう美味しい料理が作れるのかと思うほど美味しかったです!
つぼ焼き料理といえば「つぼ焼きキノコ」しか知らなかったので、この料理も発見でした。日本では寒い日に土鍋で料理をするように、ロシアでは「つぼ」でアツアツで冷めにくい料理を作るようになったのでしょう。ロシアは寒いという印象しかありませんでしたが、ロシア料理の奥深さはただものではありません。ロシアでは、寒くて外に出ない代わりに、家庭で美味しい料理をじっくり作る文化が発達したのかもしれませんね。
社会主義という政治経済体制ばかりが強調されていたので、ロシアの伝統的な料理や文化は十分に伝わってこなかったようです。ロシア料理には常に発見があります。ロシア料理店に出かけたら是非「つぼ焼き料理」を注文してください。