男前豆腐店、青森県へ進出

青森経済に新風は吹くか。「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」や「ジョニ男」などで有名な男前豆腐店(本社・京都府南丹市)がおいらせ町に進出する。
東奥日報記事(2007/03/15)より。

 おいらせ町に進出する豆腐製造の男前豆腐店(本社・京都府南丹市伊藤信吾社長)は十四日、同町東公民館で、県、同町と立地協定書に調印した。同社は既存の豆腐製造工場を取得し設備など改修中で、同店青森工場として四月に本格操業を開始する予定だ。(中略)
 同社は、同町にあった同業の青森天狗工場を昨年十二月に取得。県で四百十七番目、旧二町時代を通じ四十番目の誘致企業として進出する。従業員は七十人で、青森天狗を解雇され再雇用を希望した十人を含め大半が地元採用。当面は八種類の豆腐を製造し北海道や北東北はじめ関東方面にも出荷する。使用大豆量にして一日最大十二トン、通常で同六トンの製造を目指す。

既存の施設と従業員を吸収する形で県外企業に進出してもらうという、青森経済にとって画期的な出来事。今後も多くの企業に青森県に進出してもらいたい。水も空気もきれいで、新鮮な野菜がたくさん取れる青森県は、食品関係ならば最高の立地条件だと思う。
県外企業の進出は青森県民にもメリットがある。ただ美味しい豆腐を作るだけでなく、いかに顧客の関心を集めて売るか。青森県民が苦手とする「営業」の極意を男前豆腐店から学び取って欲しい。質の高いものを「作るだけ」ではいけないのだ。
最近スーパーで男前豆腐店の商品をやたら見かけるようになったと思ったら、青森県進出への足がかり的な意味もあったのですね。