こぎん刺し

こぎん刺し

青森に来て感動したのが、青森の伝統工芸である「こぎん刺し」の美しさ。染められた麻布に木綿糸で刺した刺繍なのですが、素朴ながらも何とも言えない味わいがあります。幾何学文様がとても美しいですね。
弘前こぎん研究所(インターネットショッピングモール匠屋)の紹介によれば、「こぎん刺し」は弘前付近の農村で明和の頃(1760年代)に生まれたものだそうです。農村の娘たちは幼い頃から習い始め、成人前には立派な刺し手となって、こぎん刺しの美しさを競ったと言います。津軽の長い冬の手遊び(てすさび)ともなったことでしょう。
こぎん刺しは、現在では様々な製品に応用されています。財布、ティッシュ入れ、ポーチ、バッグなどなど・・・。写真は、こぎん刺しのコースター(1枚525円)です。アスパム(青森県観光物産館)に行くと、こぎん刺しの様々な商品を実際に手に取って見ることができます。
青森の伝統工芸品には、知られざる魅力が秘められています。青森の農産物だけでなく伝統工芸品にも注目を集めたいですね。
参考:弘前こぎん研究所(インターネットショッピングモール匠屋)
    弘前こぎん研究所 - うだうだライブラリ