くつろぎ懐石 なみうち

なみうち・皐月弁当

落ち着いて和食のランチを頂きたいと思い、青森市中心部にある「くつろぎ懐石 なみうち」に出かけてきました。店内は大人数にも対応できる部屋の他に、テーブル席、カウンター席もあり、少人数で出かけても落ち着いて食事を楽しむことができます。
訪れた時はまだ5月だったので、「皐月弁当」(1,500円)を注文してみました。こちらは毎月内容が変わる「月替わり弁当」です。「皐月弁当」のお品書きは次の通り。
小付   山菜わらび味噌和え 揚紫蘇
刺身   鰹たたき レタス 和風ドレッシング
酢物   くろももずく 蟹 胡瓜 生姜 土佐酢
焼物   皮付筍田楽 辛煮
揚物   蟹コロッケ 山菜天 タルタルソース トマトケチャップ
煮物   南瓜 海老 絹さや 鳥そぼろあん
蒸し物  小茶碗蒸し
食事   じゃこめし 味噌汁 おしんこ
水菓子  マンゴーシャーベット 生クリーム ミント
茶    コーヒー か 抹茶
バラエティーに富んだ料理の数々が少しずつ盛り付けられています。小さめの器でもたくさん一度に並べられると壮麗ですね。俄然気分も盛り上がってきます。どの料理も丁寧に作られており、大変美味しかったです。
皮付きタケノコの田楽は、柔らかいタケノコを皮ごと茹でて、味噌田楽で頂くというもの。タケノコのアク抜きは手間のかかる作業なのですが、それを皮もつけたまま行うというのは相当な作業だと思います。柔らかいタケノコを噛むとふわりと竹の香りが広がり、春を感じさせるにふさわしい一品でした。
カボチャの煮つけは甘くて、鳥そぼろあんとの相性は絶妙でした。くろももずくは太くて食べ応えのあるもずく。揚げ物は一口大ながらも、美味しさがギュッと詰まった一品。訪れた日には「じゃこめし」ではなく「桜海老の炊き込みご飯」でしたが、桜海老の香ばしさが十分に堪能できる一品でした。春を感じさせる工夫が随所になされていて、大満足でした。
「月替わり弁当」は、少しずつ様々な料理を楽しむことができて、料理から季節を感じることができます。ゆっくりと味わいながら季節も感じることができるなんて、何ともゼイタクですね。すでに6月になりましたので、今月は「水無月弁当」を味わうことができます。料理の内容は、お店のホームページで紹介されています。
個人的には、青森ご自慢の食材を少し入れて頂けると、観光客にも喜ばれるのではないかと思いました。ただし、ふじつぼ、きんきんなど青森らしい料理(いわゆる「七子八珍」)は別途一品料理で追加することができます。
「くつろぎ懐石 なみうち」は「料亭百代(ももよ)」の姉妹店。「料亭百代」は隣接しており、夜のみの営業となっています。


くつろぎ懐石 なみうち
青森市本町2-3-11
017-735-2266
11:00〜14:00
16:00〜22:00
日曜休