王余魚沢小学校

王余魚沢小学校

青森空港のすぐ近く、青森市浪岡(旧浪岡町)の王余魚沢(かれいざわ)地区。ここにすでに廃校となった王余魚沢小学校がある。
山あいの集落の小さな小学校で、赤い屋根がとても印象的である。通学する児童がいなかったため休校中であったが、2006年3月に廃校となった。廃校後も敷地と建物は以前と変わらぬ状態で残っている。
夏の暑い日も冬の寒い日も、明るく元気な子供たちを見守ってきた真っ赤な校舎。今の季節、緑に囲まれた赤い校舎はとても美しいです。飛行機に乗り浪岡側から青森空港を飛び立つと、この真っ赤な校舎が眼下に見えるのですが、やがて遠くに消えていきます。この時に何とも言えない寂寥感やノスタルジー(郷愁)に襲われます。
東奥日報記事(2007/06/02)の青森市学区再編案 小学は24校減によれば、少子化に伴う児童生徒数の減少を背景に、青森市は小中学校の学校統廃合を進めるそうです。小中学校の1校当たり学級数を12〜24と定め、小学校は現行の53校から29校に、中学校は現行の21校から16校に減らすとのこと。廃校というのは思い出が消えてしまうようで、とても寂しい感じがしますね。
少子化の波は地方ほど厳しい。