田代湿原のワタスゲ

ワタスゲ

ここ数日の青森は真夏のような暑さです。空は雲一つなく快晴の時もあり、今年の夏は暑いのだろうかと戦々恐々としています。
東八甲田にある田代湿原にワタスゲ*1を見に行ってきました。ワタスゲは真ん丸な綿を先端に付けて群生していました。まるで耳かきのようなフワフワがとても可愛らしいです。
太陽がじりじりと照り付ける中、ワタスゲが風になびくと気持ちも爽やかです。八甲田山麓の緑もいよいよ夏らしく濃い緑になってきましたよ。

*1:ワタスゲ(綿菅、Eriophorum vaginatum L.)はカヤツリグサ科の多年草。根茎は短く、密に群生して大きな株をつくる。高さ20〜40センチ。5〜6月、茎の先に灰黒色で長さ約2センチの小穂をつける。花期後、花被片は伸びて綿毛状になり、小穂を包む。名は、小穂を綿に見立てたもの。湿地に生え、中部地方以北の本州の高山、北海道、および北東アジア、シベリア、ヨーロッパ、北アメリカに分布する。