感動のマタギ飯

マタギ飯定食

青空に緑がまぶしい夏の岩木山。その岩木山麓にある嶽(だけ)温泉の「山のホテル」では、「マタギ飯」という名物料理を楽しむことができます。
マタギというのは、熊などを狩猟して生活した人々のこと。マタギは、山の幸の美味しさも十分に知っていて、山の幸がいっぱいの混ぜご飯を好んで食べたといいます。
マタギであった「山のホテル」六代目館主が、これを素材に考案したのが「マタギ飯」。7種類の具(きじ肉、舞茸、竹の子、糸こんにゃく、ごぼう、みつば、にんじん)と米をだし汁で炊き込んだ釜飯です。目の前で炊き上げ、炊きたてを食べることができるのが、大きな特徴になっています。
マタギ飯定食(マタギ飯、舞茸土瓶蒸し、お新香、松花堂(山菜三種))(1,500円)を注文しました。最初に飯釜を20分、その後土瓶蒸しを10分、固形燃料を使って調理します。トロトロと燃える燃料を見ながら、美味しい釜飯を夢見てジッと待ちます。約30分で「マタギ飯」は完成します。
マタギ飯」は竹の子(細竹)と舞茸がたっぷり入って、とてもいい香りがします。お出汁が美味しく、具も程好い甘さで調理してあるので、炊き立てご飯との相性は抜群です。憎いことに、お釜の底には絶妙に「お焦げ」ができていて、美味しい混ぜご飯に拍車がかかります。これは嶽温泉に来たら是非食べて欲しい一品。青森グルメの代表格に決定です。舞茸土瓶蒸しも山菜を使った小鉢も美味しくて、感動しきりの定食でした。


食事処 マタギ
青森県弘前市大字常盤野字湯ノ沢19
嶽温泉 山のホテル内
0172-83-2329
 
4月中旬〜10月中旬 10:30〜19:00(18:30LO)
10月下旬〜4月上旬 10:30〜18:00(17:45LO)

嶽温泉を散策していたら、撮影班に遭遇。辰巳琢郎氏を間近で拝見しました。