東京散歩・神楽坂・紀の善

紀の善・白玉あんみつ

JR飯田橋駅西口から南に歩くと青森県アンテナショップ「北彩館」があります。来た道を戻り、そのまま駅前を過ぎて北に向かって歩くと、神楽坂商店街に行き当たります。
神楽坂は江戸の下町の雰囲気を残したのんびりしたところ。その一角にある老舗の甘味処「紀の善(きのぜん)」を訪ねてみました。
今回注文したのは「白玉あんみつ」(787円)。「抹茶ババロア」や「氷宇治金時」が美味しいと評判ですが、甘味の原点とも言える「あんみつ」を注文です。
中央にこしあん、そのまわりに6つの白玉を配置し、底には寒天と豆が敷かれています。蜜は黒糖が爽やかに効いています。見た目にも、何て涼しげな甘味でしょう。
こしあんはすっきりした甘さで瑞々しさがあります。白玉はとても柔らか、豆はやや粒が大きめでほんのり効いた塩味。冷やされた寒天はすっきりした風味と瑞々しい食感が堪りません。
こしあんも蜜もそれぞれにすっきりとした甘さが魅力なのですが、あんと蜜が溶け合った上品な甘さもまた、白玉、豆、寒天のどれと組み合わせても美味しいです。総評すると、すっきりしてしつこくない甘さが素晴らしい。厳しい残暑にもピッタリ、絶品の「白玉あんみつ」でした。

紀の善
東京都新宿区神楽坂1-12-1 紀の善ビル
03-3269-2920 
第3日曜休
11:00〜20:30
(日祝12:00〜17:30)