移住お試しツアー
東奥日報記事(2007年9月1日)の県内7地域で移住お試しツアーより
大量退職の時期を迎えた団塊世代など、都市部の住民を地方に呼び込もうと、総務省は三十一日、本県と北海道、茨城、島根の四道県で行うモニターツアーの募集を全国で開始した。本県では十月から七つのコースで、それぞれ一週間―一カ月のツアーを設定。古民家生活や農業体験など、さまざまなメニューで“お試し版”の本県暮らしを売り出している。
モニターツアーは、都市から地方への移住・交流を促す同省の実証実験として実施。本県では団塊世代を主なターゲットに、都市住民が長期休暇などを利用して地方に滞在するケースを想定した長期滞在型ツアーを開発し、地元の受け入れ態勢や環境整備の在り方などを検証する。
本県でツアーを受け入れるのは十月一日から十一月三十日までの二カ月間。滞在地は八戸市、南部町、十和田市、七戸町、むつ市、弘前市・黒石市、鯵ケ沢町の七地域、期間は一週間、二週間、一カ月の三種類から、それぞれ希望に合うツアーを選択する仕組みだ。 料金は滞在地域や期間によって異なり、弘前市・黒石市の古民家体験コース(六泊七日、二人参加の場合の一人分料金)は五万円、農家リゾートに滞在する南部町のコース(同)は八千四百円。
百聞は一見にしかず。青森の魅力を知ってもらうには、まずは青森に滞在してもらうのが一番。たとえ実際に移住してもらえなくても、交流人口を増やすことはとても良いことだと思う。このような試みは大いに推進してほしい。
おためしライフ(総務省・都市から地方への移住・交流の促進に関する調査)