津しまの美味しい釜飯

津しま

青森市内で美味しい釜飯を食べたいと思ったら、間違いなく「津しま」です。美味しい、ボリュームがある、高級感があるの三拍子が揃ったお店です。緑色の洋館で有名な森林博物館の真向かいに位置します。のれんをくぐると広々とした店内で、右手にカウンター、左手にテーブル席があります。店内はとてもきれいで好印象です。
今回紹介するのは「天ぷら釜飯セット」(1,300円)。釜飯と天ぷらを同時に味わう、まさに夢の競演です。

ふたを開けると、色とりどりで美しい釜飯が現れます。様々な具がひしめきあうので、どこから食べようか迷ってしまいます。手前には、青森名産のホタテ、黄色くて甘い栗、彩鮮やかな海老、の御三家。ホタテは甘辛く煮詰められ、栗はホクホクと甘く、海老はプリプリ。どれから手を付けるか、大いに悩むべし。お出汁が効いたご飯は少し濃い目の味付けですが、どっしりとした味わいは大きな魅力です。
真ん中には甘い玉子焼き、彩りに一役のかまぼこ、さり気なく豪華なカニが続き、一番奥には鶏肉とさやえんどうが並びます。お出汁を吸った鶏肉は美味しく、爽やかなさやえんどうの香りは堪りません。

「津しま」は天ぷらも素晴らしい。善知鳥神社の近くにあった名店「芝楽」の味を受け継いでいると言えば、納得される方も多いでしょう。セットには、芋、茄子、アスパラ、海老2尾の天ぷらが並びます。油の切れが良いので、衣はホクホクとしているのにさっぱりしていて、絶妙な美味しさを奏でます。
夢の競演もいつしか終わりを告げますが、美味しさの余韻は延長戦・・・。会計を済ませ外に出れば、もうすっかり秋の涼しさです。
 

和食 津しま
青森市篠田3-24-31
017-782-8011
11:00〜15:00 17:00〜21:30
水曜休