南部町・ケクー・カフェ

八戸市のお隣、南部町（旧福地村）にあるケクー・カフェでは、パスタからドレッシング、ケーキに至るまですべて手作り、自家栽培の野菜とハーブにもこだわっています。飲食業専門誌「日経レストラン」2007年10月号にも掲載されるなど、青森県で最も注目を浴びるカフェにもなっています。
お店の外観は明るい茶色で、元気がもらえそうな雰囲気です。若葉のロゴも可愛らしいですね。

店内も明るい木目調で統一されています。コンパクトながらも、テーブル席、カウンター席、個室席と様々な席が用意されています。大きな窓からは、まばゆいばかりの太陽光が差し込みます。
　
今回はランチメニューＢ（1,200円）を選択。パスタにサラダとドリンクが付きます。欲張ってデザートまで追加しました（280円追加）。

最初に現れたサラダは、エビとイカを使ったシーフードサラダ。酸味を抑えたオリジナル・ドレッシングは爽やかな味わい。このサラダだけで、こちらのお店のレベルの高さが分かりました。
　

メインのパスタは、ベーコンとポテト＆インゲンのペストジェノベーゼ（タリアテッレ）。自家栽培のバジルから作られたバジルペーストを使って、スープ風のソースに仕上がっています。パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズを惜しみなくふりかければ、味の奥行きが格段に増します。
バジルソースとポテトは定番の組み合わせですが、ここにカボチャとインゲンを加えることで、彩りも味わいも大幅アップ。細かく刻まれたベーコンも親しみやすい美味しさでした。
ご自慢のタリアテッレ（平らなパスタ）からは、生パスタの感動が味わえます。塩加減も茹で加減も絶妙で、いつまでも食べていたいくらい美味しいです。このパスタは只者ではない。

最後に、デザートとカプチーノをセットにして頂きます。定番デザートのティラミスを選択しました。ティラミスは濃厚なクリーム層としっとりケーキ層のバランスが絶妙。盛り付けも見事ですね。

ドリンクにカプチーノを選ぶと、可愛らしいデザインカプチーノを鑑賞することができます。にっこり笑顔の雪だるまに、こちらもニンマリ。よく見ると帽子の先端を丸く描いていて、技が細かいです。
お店の方のブログ記事を拝見し、「当たり前の事を、当たり前にする」という言葉を見つけました。基礎を大切にして丁寧な仕事を行うことはまさに「言うは易く、するは難し」でしょう。しかし、客の立場からでも「きちんと仕事をしている店」はすぐに分かるものです。
こだわりの食材から作られた料理の数々は、聞きしに勝るレベルの高さ。元気がたっぷりもらえるカフェでした。わざわざ遠方から足を運ぶ価値は十分あります。
　
ケクー・カフェ　KEKU: CAFE
青森県南部町大字苫米地字下宿7
0178-84-3739
11:00〜22:00
月曜（祝日の場合翌日）・第3火曜休