中国当局「青森」商標登録を却下

東奥日報記事(2008/02/05)の『商標「青森」 本県主張2件認める』より

 中国企業が中国商標局に「青森」という商標を出願していたの対し、二〇〇三年から〇四年にかけて県や関係団体が異議申し立てを行っていた問題で、県は五日、五件の申し立てのうち、果実などに関する二件について、中国商標局が本県側の主張通り商標登録を認めない裁定を下したと発表した。異議申し立てから五年を費やした商標問題は、登録が認められれば「青森産」として中国に輸出できなくなる恐れもあっただけに、リンゴを中心に県産品の対中国輸出の拡大を図る本県にとっては有利な裁定結果となった。

ネタりか記事(2008/02/06)の『「青森」商標登録を却下…県申し立て中国当局が認める』より

 「青森」の商標登録に「待った」−。中国広州市の企業が農・水産物などに「青森」という名の商標登録を中国当局に出願、青森県が異議を申し立てていたところ、中国側が登録を認めないとする裁定を下していたことが6日までに分かった。同県が発表した。裁定は昨年12月29日付で、不服申し立てがなければ確定する。
 県によると、日本の自治体が中国国内で商標登録出願に異議を申し立てた例はなく、認められたのも初めてという。
 広州市の企業は2003年以降、農・水産物、肉、乳製品、コメなどの商品類について広く商標登録を出願。中国語で「青森」と言えば「新鮮」などの好イメージが連想されるという。
 これに対し県は「青森県産との誤解を招く」として経済団体などとともに異議を唱え、中国商標局は同国商標法に基づき、商標「青森」は公衆に知られている日本地名の「青森」と同一と裁定した。

農業県青森にとって安心をもたらすニュース。時間をかけて中国でも販路拡大を目指してほしい。
毒入りギョウザ事件で中国産食品の評判が落ちているが、これで国産回帰が進むのであれば青森県にとっては大いに追い風となる。販路拡大の絶好の機会だと思う。
「中国語で「青森(qingsen)」と言えば「新鮮」などの好イメージが連想される」というのは初耳であった。
記事とは関係ないが「ねぶた」は中国語で「耐伏塔(naifuta)」と言うらしい。
参考:中国語による青森観光案内