浅虫温泉・椿館（２）

棟方志功ゆかりの宿として知られる「浅虫温泉　椿館」の温泉と食事を紹介したいと思います。
温泉は大風呂と露天風呂がありました。浅虫温泉のお湯は無色透明のすっきりとしたお湯です。少し高めのお湯なので、しっかりと疲れも取れます。露天風呂に大きな庭はありませんが、チラホラと舞う雪を眺めながらの入浴は大変乙なものです。

こちらの旅館は値段の割りに美味しい食事を提供してくれました。いかにも贅沢な料理の数々が一度に並びます。見ているだけで満足してしまいそうです。

美味しかったのが、イカソウメン。青森名物のイカはとても甘くて、スルスルと食べてしまいます。青森の食材への配慮も伺われ、鍋の中には食用菊、焼き物にはホタテ、刺身のつまにはミョウガなどが使われていました。カボチャの煮物は飾り切りが美しく、とても甘く炊き上げられて見事な一品でした。

舞茸、茄子、インゲンの朴葉（ほうば）味噌焼きはバターと味噌の組み合わせが絶妙でした。写真はありませんが、青森らしい味噌貝焼き、フノリの味噌汁は朝の食事に供されました。
食事の後には、社長による棟方志功の説明（前回の記事）や津軽三味線の演奏会（海扇閣）への送迎もしてくれますので、とても楽しく時間を過ごせます。
仲居さんのハツラツとした接客も素晴らしく、とても気持ち良く宿を後にしました。
　
浅虫温泉 椿館
〒039-3501　青森市浅虫字内野14
017-752-3341