八戸・華麗なる「よ志乃」の世界(1)

よ志乃

八戸で一番気に入っている寿司屋「よ志乃」に出かけてきました。2回に分けて紹介しようと思います。
木製の引き戸を開けて入店すると、奥にカウンター席とつけ場が見える。右手には座敷席がある。カウンター席に座ると、目の前にはガラス製の美しい種箱が置かれている。氷を敷き詰めた上に、丁寧な仕事を施されて握られるのを待つネタの数々。色とりどりで、どのネタを見ても美しい。肉厚の大きなホタテを見ると、青森に来たなぁと旅人は思うであろう。
「寿司盛り合わせ(極上)」(3,300円)を注文しました。

最初に現れたのは、「ヒラメ」と「大トロ」。ヒラメは上品な甘さと優しい歯ざわりを楽しむ。ヒラメは青森県の魚に選ばれるほど、青森では上物のヒラメが採れる。透き通るような美しさにしばらく見とれてしまう。
大トロは煮きり醤油を付けて供される。ねじりが効いたような形をして、いかにも旨そうだ。口に含んだ瞬間からスーッと脂が溶けていく。大トロの旨みをしっかり味わい、しばし悦に入る・・・。

続いて現れたのは「ぼたん海老」(隣は先に紹介したヒラメ)。ぼたん海老は甘味たっぷりでプリプリ。口に入れると海老の甘味が広がり、噛めば程好い弾力が伝わってくる。

「赤貝」と「あわび」。鮮やかな包丁捌きによって、赤貝は羽ばたく鳥のように翼を広げる。まこと美しきかな。頬張れば赤貝の甘味と風味が微笑みかけるようだ。
「あわび」は程好い柔らかさとコリコリ感が堪らない。コリコリと噛めば磯の香りが口に広がり、大海原が目の前に浮かぶ。
今日の紹介はここまで。
 
よ志乃
青森県八戸市六日町28 (ロー丁通り)
0178-44-8811 
日曜休 
12:00〜14:00
17:00〜22:30 (22:00LO)