野辺地駅・とりめし


野辺地駅の名物「とりめし」(700円)を初めて食べました。こちらの情報によると、「とりめし」は今から56年前の1952(昭和27)年に登場。菱形容器も中身も登場時から変わっていないという超ロングラン商品です。シンプルながらも美味しくて飽きが来ないので、半世紀を超えても売れ続ける駅弁なのです。東北地方の駅弁を広く手がける「伯養軒(ウェルネス伯養軒)」製造。

鶏のお出汁が効いた炊き込みご飯(茶飯)に、鶏の照り焼きのスライス、いり卵、鶏そぼろが載っています。アクセントにグリーンピースとシイタケの煮付けが添えられていて、ご飯の隣にはしば漬けが付きます。
鶏の照り焼きは味がしっかり染みていて柔らかく、口に運ぶと鶏の旨みと甘辛な味わいが絶妙なハーモニー。照り焼きとご飯の相性も抜群です。
茶色のご飯に黄色のいり卵は彩りが美しいですが、優しい甘さが堪りません。鶏そぼろはとても細かいそぼろになっています。甘辛の味付けで、またまたご飯が進んでしまいます。味わうと微妙に生姜などを効かせてあって、奥の深い味付けですね。
半世紀以上も変わらぬレシピ。野辺地駅に降り立つことがあれば是非試して欲しい駅弁です。なお、駅の隣にある観光PRセンターで別の「とりめし」を購入することができますが、今回は売り切れていました。製造メーカーが異なるようなので、「とりめし」の食べ比べも面白いかもしれません。
 

 
野辺地駅駅弁 とりめし
購入地: 野辺地駅青森県上北郡野辺地町野辺地) 待合室
製造者: ウェルネス伯養軒 青森支店
     (青森県青森市安方1丁目2-13 TEL017-723-1894)