鯵ヶ沢・加藤典子作品展


どこまでも続く青い空。吸い込まれるように深く青い海。まばゆい緑も美しい青森県鯵ヶ沢町。

鯵ヶ沢で活躍されている「現代墨彩画(すみさいが)」アーティスト、加藤典子さんの作品展を観覧するため、「日本海拠点館」に出かけてきました。太い墨の線とカラフルな色彩が特徴的な作品は、まるでステンドグラスのように鮮やかです。 女性らしい優しさに満ちた作品に、しばし癒されました。
heroheroさんの記事を読んで、絶対に見たい!と思い、鯵ヶ沢まで馳せ参じました。滞在時間は10分もありませんでしたが、とても見ごたえのある作品展で大満足でした。

一番見ごたえのあった作品は、何と言っても「魂の奇跡」という名の作品。我が子の誕生をいつまでもいつくしむような母の姿。母子ともに裸で、自然に還るかのようです。子を授かるという奇跡、命の不思議。永遠性を感じる作品です。


女性を描いた作品がいくつかありましたが、どれも流れるような青い髪をなびかせています。鯵ヶ沢の海のように神秘的な青さです。
展示作品で気に入ったのは、バケツいっぱいに入った魚を描いた作品。瑞々しく輝くような大きな目を持つ魚に、気持ちも明るくなりました。漁師の町・鯵ヶ沢を心から愛している様子が目に浮かぶような作品でした。