ながいも料理 手風琴
青森市郊外、三内地区の住宅地の中でひっそりと隠れるように、「ながいも料理」のお店「手風琴」はあります。かなり込み入った住宅地で、すぐご近所の方に道をお訪ねしても、お店の存在を知らないと言われてしまいました。迷ったらお店の方に電話でご連絡されることをオススメします。こちらのお店は、青森グルメクイーンのジャミンさんとの共同取材です。
一見すると普通の民家なのですが、一歩足を踏み入れると大正ロマン漂う素敵な空間になっています。訪れた日は陽射しの厳しい日でしたが、窓からは心地良い風が入ってきました。
店主細貝葉子さんは、ながいも料理の研究家。店主お一人で料理を担当されています。とても上品で丁寧な方なので、こちらまで恐縮してしまいます。店主さんにお呼ばれにあずかったような、温かく優しい雰囲気に包まれます。
グラスも食器も店主のセンスが伺えます。
筆で優しい文字で書かれたメニューに感動です。
今回は「ころり石ころ」という料理を注文してみました。
すったながいもをバターでこんがりと炒めたものを用いて、コロッケを包んだような料理です。ながいもに隠されたコロッケを「ころり石ころ」と可愛らしく表現しています。
ペースト状のながいもは、バターの香ばしい香りでいっぱい。もちもちっとした食感はクセになりそうです。とても甘くて、程好く焦げ目が付いたところが堪りません。
優しい味わいのタマネギサラダ。柔らかくて甘いタマネギでした。
ニシンとながいも団子のスープ。ニシンの独特の風味ともちもち団子の食感がとても印象的。優しい味わいながら存在感のあるスープでした。
お新香。優しい味わいのカブのお新香。
お付き合い下さったジャミンさんは「ながいも ちーずごはん」。香ばしいチーズの香りと優しい食感に驚きます。美味しすぎて美味しすぎて、ジャミンさんはペロペロ〜って食べてしまいました。もっと有難く食べなきゃ・・・(笑)
ながいもを薄く切ってフライパンで焼いたもの。パリパリとして紙のような薄さですが、とても香ばしくて美味しいです。コーヒーもオシャレに登場しましたが、大変美味しかったです。
すっかり癒されて癒されて。素晴らしい「ながいも料理」の世界を堪能することができました。
ゆっくりと料理は運ばれてきますので、時間に余裕を持ってお出かけ頂きたいと思います。
手風琴
青森市三内沢部368-8
017-766-6428
11:00〜14:00
17:00〜21:00
月曜休
店主細貝葉子さんの著書はこちらです。
- 作者: 細貝葉子
- 出版社/メーカー: 北の街社
- 発売日: 2001/03
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 34回
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