田舎館・田んぼアート

広告抜き取り事件で有名になってしまった青森県田舎館村の「田んぼアート」。日本各地で同様の「田んぼアート」は見られるようになりましたが、ひいき目なしで田舎館村のものが技巧的にも審美的にも優れていると思います。同種のイベントの先駆け的存在ですから、今後も素晴らしいアートを見せてほしいと思います。


左)「大黒様」。襟元や俵の模様に見られる複雑な模様も見事に表現されています。白色が何で表現されているのか分かりませんが、アートを引き締める見事な存在です。
右)「恵比寿様」。展望台からは外れた位置になるので、ゆがみをうまく計算して稲が植えられています。波の模様の複雑さはお見事。田んぼの先まで伸びる釣竿が素晴らしいと思います。

田んぼアート全景。生憎の曇り空でしたが、大変見事なアートを見ることができました。
肝心の広告跡のことですが、思ったよりも手前に存在するため、展望台からは手すりの陰になるような場所でした。広告すべてを見ようと思ったら、身を乗り出さないと見えないような位置。雑誌のタイトルのように大きな存在ではなかったと報告しておきます。