大湊線に乗って

むつに出かける用事があったので、「快速しもきた」に乗ってみました。青森駅から東北本線を東進し、野辺地駅より「大湊線」に入り、下北半島を北上していきます。なおきさんから聞いた言葉を思い出し、早めにホームに向かいました。


この日ホームに現れたのは、白地に赤いラインが特徴的なキハ48形気動車でした。窓が開けられる列車に乗るのは久しぶり(寒いから絶対開けないけど)。

左手には青い陸奥湾が広がり、防風林の役割も果たす松林が車窓を流れていきます。ディーゼル車特有のゴゴゴという音を時に立てながら、タッタタン、タッタタンとリズミカルに快走します。自動車からは見えない景色が続くので、新鮮な驚きがありました。

下北地方は南部地方と同様、畑の土が黒い。津軽とは異なる特徴と思われます。瓦を使わない屋根に改めて気付き、ここは北国なのだと思いを新たにします。

ダイヤに遅れが生じていたので、大湊駅では本来並ぶことはない列車が同時に並びました。左はワンマン運転で運行しているキハ100形気動車


大湊駅大湊線の終着駅。終わりは終わり。終わりは始まり。

大湊駅では、雄大な釜伏山に出迎えられました。


本州最北端の駅は一つ手前の「下北駅」なので、大湊駅は「てっぺんの終着駅」。列車は1日9往復。1本逃せば次の列車は2時間後となる。さて大湊駅周辺を歩いてみようか。