むつ・朝比奈食堂


今最も注目されている「むつ市出身者」と言えば「松山ケンイチ」さん。先月むつ市を訪れた時、彼が主演した映画「デトロイト・メタル・シティ」が下北文化会館で上映されようとしていました。まさに故郷に錦を飾っていた訳です。

そんな松山ケンイチさんが学生時代によく通ったという「朝比奈食堂」を先日訪問してきました。11月も中旬であったので、北国むつではすっかり冬でした。日が沈むのは早いし(夕方4時位でも暗い)、身が引き締まるほど冷たい風が吹きます。開店時刻の夕方5時半に訪問しましたが、周りはすっかり真っ暗でした。
 


清潔感のある明るい店内で、地元の方に愛される小さな食堂という感じです。壁にはズラリと多種多彩なメニューが並んでいます。毎日メニューを変えても1ヶ月は通うことができそうです。松山ケンイチさんゆかりの食堂という割りには、とても静かに営業していました。
松山さんのお気に入りは「ジャンボバラ焼き定食」(980円)とのことですが、料理もご飯も通常の2倍ということで見送ることにしました。今回注文したのは「牛バラ焼き定食」(680円)。松山さんのお気に入りは豚肉の「バラ焼き定食」ですが、個人的に牛肉が好きなこと、実は使うタレ(味付け)が同じということで、牛肉のバラ焼きにしました。
バラ焼きは青森県南部・下北地方の料理で、牛肉あるいは豚肉をタマネギとともに甘辛く炒めたもの。まるごと青森さん(なおきさん)がバラ焼き(バラ焼)の連載記事をとまとめています。今後の展開で「むつの朝比奈食堂」をご紹介の予定だとは思いますが、先取りしておきましょう(笑)
通常この手の料理は「すき焼き風」なんて銘打つことが多いと思いますが、すき焼きほどタレは甘過ぎず、タマネギがドバドバなところもすき焼きとは異なります。

これが「牛バラ焼き」。鉄板の上に、牛バラ肉とタマネギがたっぷり〜。通常サイズでも目の前いっぱいに広がる分量なので、「ジャンボ」サイズは危険です。牛バラ肉からは肉の旨みがジュワ〜、たっぷりタマネギが特製のタレと相まって甘みも抜群です。

ご飯の盛りも豪快です。バラ焼き、ご飯、バラ焼き、ご飯のリズムで、ヒョ〜イヒョ〜イと食べてしまいます。テレビで紹介されてから、日本各地から松山ケンイチファンという若い女性が「バラ焼き定食」を食べにやってくるそうです。ファンの皆様、是非むつ市においで下さい!

店内には松山ケンイチさん(上)、麻生久美子さん(下)のサインが飾られていました。店主によれば、松山さんは学生時代から目立っていたと言います。全国区の顔ですから当たり前ですね〜。
 
朝比奈食堂
むつ市海老川町13-42
0175-22-3538