猛烈な冬の嵐

2009年2月20日夜から21日未明にかけて、台風並みに発達した低気圧の影響で、青森県は猛烈な暴風雪に襲われました。
ビュ〜〜ゴゴゴ〜〜という猛烈な風に電柱はうなり、煽られた雪がガラス窓を叩き付けます。嵐が去った朝には膨大な雪が残されて、雪片付けに追われました。
暖冬小雪と油断した青森県民に、冬将軍が怒りの鉄槌でも食らわしたかのようです。青森の冬はやはり厳しいですね。
東奥日報2009年2月21日記事の「暴風雪で停電や家屋損壊/県内」より

強い冬型の気圧配置の影響で、県内は二十一日午前、前日に引き続き激しい風と雪で荒天となり、各地では前夜から未明にかけて、家屋の損壊や停電などの被害が出た。青森地方気象台によると、二十日深夜から二十一日未明にかけて、外ケ浜町蟹田など五地点で、通年で観測史上最高の最大風速を記録するなど、台風並みの真冬の嵐が吹き荒れた。

2009年2月21日午前3時の天気図はこのような感じでした。

中心気圧968hPaの強烈な低気圧が通過しました。
同日記事の「瞬間最大風速 蟹田で40.8m」より

青森地方気象台によると、二十日午後六時から二十一日午前五時までの最大風速は、外ケ浜町蟹田で二四・二メートル、黒石で一九メートル、大間で一七・三メートル、五所川原で一六・五メートル、鯵ケ沢で一四・八メートルと、いずれも観測史上最高を記録した。
瞬間最大風速は、外ケ浜町蟹田で四〇・八メートル、野辺地で三三・七メートル、青森で三三・四メートルなどだった。