八戸・サバの駅


「八戸前沖さば」の専門店「サバの駅」を紹介します。数々のオリジナルメニューも用意されて、「八戸前沖さば」の美味しさを心ゆくまで堪能できます。
お店に入ると調理場を囲むようにカウンター席が並び、右手奥にはテーブル席や個室が並んでいます。「当店のサバ料理はすべてプレミアムサバを使用しています。」 自信あり気に書かれた看板が目を引きます。

これが「八戸前沖さば」
「八戸前沖さば」とは、北緯40度30分八戸前沖で捕獲される脂がたっぷり乗ったサバのこと。日本最北端のサバの漁場である八戸前沖は水温が低く、サバはしっかり脂肪を蓄えてメタボ状態になります。実物を見せて頂きましたが、確かに不恰好なまでに太っています。
粗脂肪分が高く、EPADHAなどの不飽和脂肪酸が豊富なのが特徴です。傷みやすいといわれるサバですが、八戸漁港から数キロ沖合の漁場で捕獲するため、新鮮なうちに水揚げすることができます。新鮮で美味しく、栄養価も高いのが「八戸前沖さば」なのです。

お通しはサバの煮付け。優しく煮付けられたサバに舌鼓を打ちつつ、ビールをコキュッと頂きます。サバ料理がたくさん書かれたメニューに目移りしてしまいます。

サバの串焼き(420円)
メニューには「サバの旨みがこの一本に凝縮されています」の言葉。皮はカリッと焼かれていますが、身からはジュジュッと旨みが溢れます。シンプルな塩焼きでサバの旨みをストレートに味わう、「サバの駅」のベーシックアイテムです。

刺身3種ちょこっと盛り(1,365円)
手前から、サバの味噌じめ、サバのづけ、しめサバ。メニューの言葉にもあるように、味噌じめは生ハムのような食感と味噌の風味を楽しむことができます。サバのづけはサバを醤油に付けたもので、サバの旨みが引き立ちます。しめサバはサバ料理の定番ですね。

サバンド(840円)
しめサバとトマトで作るサンドイッチなのですが、両者の相性が何とも絶妙で美味しいです。しめサバがスモークサーモンのような風味と食感を奏でるのが不思議でした。これは是非お試し頂きたい逸品。

銀サバ刺身(950円)
他店ではなかなか食べられないのがサバの刺身。捕ったサバを漁船でマイナス40℃に瞬間冷凍した「船凍(せんとう)サバ」であるからこそ、刺身で頂くことができるのです(お店ではマイナス60℃で保存)。腹と背中の部分をそれぞれ切って提供してくれます(写真手前が腹の部分)。腹の部分は脂がしっかり乗っており、口に入れるとスッと溶けていきます。

銀サバの菊花巻き(ハーフ・4カン)(1,250円)
美しさに息を呑んでしまうのが、銀サバの菊花巻き。銀サバの棒寿司を青森特産の食用菊で巻いています。食用菊の黄色がまぶしいです。肉厚なしめサバがどっかり乗った棒寿司は、見た目も豪華ですが食べ応えも十分です。

八戸ばくだん(おしんこ、小鉢、お吸い物付き)(1,200円)
「ご当地どんぶり選手権」で最優秀賞(第2位)を受賞した「八戸ばくだん」を頂くこともできます。八戸漁港の八戸前沖真イカを、田子産にんにくなどを使用した特製調味だれに漬け込んでいます。イクラや卵黄とともに混ぜ混ぜして、リッチな玉子ご飯のように頂きます。
徹頭徹尾サバの美味しさが堪能できてしまうサバ料理の専門店。八戸前沖サバの美味しさの新地平を切り開く名店です。
 

寿司と地魚料理 八戸前沖 サバの駅
青森県八戸市六日町12 大松ビル1F
0178-24-3839
17:00〜24:00 (LO 23:30)
定休: 日曜・年末年始