八戸・天使のえくぼ

八戸市郊外の住宅地にある、「無添加のパン」を売りにした「天使のえくぼ」というお店を紹介します。
ご存知のように、市販の食品には多数の添加物が使用されています。こちらのページでも確認できるように、菓子パンには乳化剤、着色料、保存料、発色剤など様々な添加物が使われ、有害性が指摘されているものもあります。乳化剤といった表現は一括表示名であることが多く、実際に何が使われているか分からないという不安も残ります。
菓子パンに多く使用されている「ショートニング」は、主に植物油を原料としたクリーム状の食用油脂。トランス脂肪酸を含むため、多量に摂取すると悪玉コレステロールを増加させる危険性があります。大量に同じ品質のものを作ろうとすれば、ショートニングのような人工的な製品が使用されるのは至極当然のことですが、それが何を意味しているのか今一度考える必要もあるでしょう。
毎日口にするものだからこそ、素材が確かなパンを食べたい。これは極めて自然な考え方だと思います。そんな願いを叶えてくれるのが、今回紹介する「天使のえくぼ」のパン。ショートニングやマーガリンは使わず、添加剤を加えない小麦粉にこだわっています。


「天使のえくぼ」は、普通の住宅のような外観のお店。駐車場も用意されていますが、知らなかったらまず気付かないような雰囲気です。大きなドアを開けると、パンを並べたスペースがあり、その奥が飲食できるスペースになっています。大きなガラスに囲まれて、明るくて可愛らしい雰囲気の店内です。
訪れた日(2010年2月)のランチメニューは2種類。内容は日によって変わると思います。

Aセット(850円)は、アボカドサンド、オニオングラタンサンド、フルーツ、小鉢、スープ、ドリンクのセットでした。

アボカドサンド。相性の良いアボカドとエビが、少し酸味のある全粒粉のパンに乗っています。エビの風味とアボカドのまったりとした味わいに、パンの酸味が心地良いです。

ベーグルでオニオングラタンサンド。アイデア賞だと思うのが、こちらの一品。チーズを乗せたベーグルと飴色タマネギを乗せたベーグルがやってきます。こちらを合体させて、オニオングラタンサンドを完成させます。チーズのまろやかさとオニオンの香ばしい甘さが何とも素晴らしいです。

Bセット(680円)は、サンド2種、スープ、ドリンクのセット。

こちらのサンドには、新鮮なトマトとキュウリに爽やかなチーズ。新鮮野菜の美味しさがパンの甘みに包み込まれます。
飲み物はハーブティを選ぶこともできます。何種類もあるドライハーブを自分の好みで選んで、自分だけのハーブティを作ります。


販売されているパンをいろいろご紹介頂きました。添加物の使用を抑えれば、すぐに硬くなるなど「日持ち」の維持が難しくなります。それでも素材の安全安心を第一に考えてくれたおかげで、素材の美味しさを気持ち良く楽しむことができます。
 

手作り無添加パンのお店 天使のえくぼ (HP)
青森県八戸市大久保字西ノ平25-313
0178-38-5330
11:30〜17:00
日・月曜休