青森・むすび屋 笑和

熱々のご飯を両手で包み込むようにして握ると「おむすび」ができ上がります。手と手を合わせる動作は古くから「むすぶ」と呼ばれ、両手で水をすくう動作もそう呼びました。「むすぶ」ことは、手と手をつなぐことそのものです。
いくつもの手をかけて育てられたお米が、多くの人の手により運ばれて、今、目の前にやってくる。おむすび一つでも、多くの人の手と手がつながっています。
結び、おむすび、縁結び。

いくつもの種類の「おにぎり(おむすび)」をお昼時に提供してくれる「むすび屋 笑和(しょうわ)」。青森県庁近くの狭い路地でひっそりと営業されています。まるごと青森のKuuさんの記事(2010/02/09)を拝見して是非訪問したかったお店です。

「日替わりおにぎりセット」(600円※)は、好きなおにぎり2種類、好きな惣菜2種類に、具だくさん汁物とお漬物がセットになったもの。(※単価の高いおにぎりを2個選ぶ場合はプラス50円)
明太マヨ、筋子、たらこ、鮭、昆布、若生(わかおい)昆布、梅干、梅おかかツナマヨ、しそ巻きマヨ豆腐、水戸の梅塩。訪れた時のおにぎりメニューです。優柔不断の人は決められませんね。

今回選んだのは「若生昆布」(左)と「水戸の梅塩」(右)。青森のおにぎりと言えば「若生(わかおい)」。薄くて柔らかい昆布でご飯を包みます。噛めば噛むほど昆布の優しい旨みが口いっぱいに広がります。
水戸の梅塩はいわゆる「銀シャリおにぎり」にチョコンと梅塩を乗せたもの。ご飯の美味しさをストレートに味わうことができます。ご飯の甘みと旨みを堪能したところにやってくる、梅塩の酸っぱさとしょっぱさが堪りません。
お米は青森県産の「つがるロマン」を使用しているそうです。


お惣菜は、エビのガーリック焼き(左)と大根と厚揚げの生姜味噌炒め(右)を選択。他に、豚肉のナスピーマン炒め、6種類のサラダも選べましたが、大いに悩んでこの2品にしました。ガーリックを薄く効かせたエビには、水菜を添えて和風チックに。お弁当の定番おかずを頂いているような安心感があります。
大根と厚揚げの生姜味噌炒めは、青森名物「生姜味噌おでん」をそのままお惣菜にしたような一品です。生姜味噌の優しい美味しさに癒されました。
実はこちらのお店を訪問したのは午後4時頃。午後3時までの営業となっていますが、「営業中」の看板が出ていたので、とりあえず突入(笑) のれんを片付け忘れていた(笑)とのことでしたが、嫌な顔一つされず対応して頂けました。快活な店主さんのご対応にも感動です。こういうお店ならリピートしたくなりますね。店名そのままに、笑って和むお店だと思いました。
午後6時からは「焼酎屋 九龍」と名前も店主も変わり、お酒を楽しむお店に変わります。同じ店舗がまるまる変わるというのも面白いですね。(「焼酎屋 九龍」は2010年8月29日で営業終了。)
 
むすび屋 笑和 (BLOG
青森市古川1丁目19-14
080-1653-3661
11:00〜15:00
日祝休
(2010年8月26日記入)
 
<余談> 「むすび」が付く言葉は、紐の結い方や髪の結い方に関する言葉が多く、たおやかでとても女性的ですね。
相生結び、揚巻結び、吾妻結び、淡路結び、鮑結び、糸遊(いとゆう)結び、妹背(いもせ)結び、兎結び、後ろ結び、馬の尾結び、梅結び、縁結び、御太鼓結び、男結び、女子(おなご)結び、祖父子(おばこ)結び、お結び、女結び、係り結び、隠し結び、方結び、カルタ結び、神田結び、菊結び、吉弥(きちや)結び、巾着結び、草結び、華鬘(けまん)結び、恋結び、胡蝶結び、小間結び、桜結び、じれった結び、宿世結び、鈴虫結び、太鼓結び、宝結び、縦結び、玉章(たまずさ)結び、玉結び、魂(たま)結び、だらり結び、蝶結び、番い(つがい)結び、角結び、壷結び、同心結び、蜻蛉(とんぼ)結び、蜷(にな)結び、挟み結び、花結び、菱結び、引っ掛け結び、封結び、文庫結び、本結び、前結び、蜷(みな)結び、夜会結び、やの字結び、四つ目結び、輪奈(わな)結び、輪結び。