八戸・ITALIAN FOOD&WINE KAZU

東北新幹線青森延伸の陰で、八戸駅が通過駅になると心配される向きがありますが、個人的に言わせて頂いて、食の都・八戸をスルーするなんてあり得ない話です。残念ながら八戸グルメの充実ぶりを理解している人は少ないのが現状で、八戸グルメの凄さを少しでも感じて頂きたいというのが偽らざる実感です。
今回紹介するのは「ITALIAN FOOD&WINE KAZU」。今年2月に「まるごと青森チーム」と出かけたお店で、すでにまるごと青森さん(2010/02/22)は記事にされています。(実際に)重い腰を上げて、ようやく記事になりました。

八戸市中心部の繁華街、横丁で知られる長横町の一角。「ITALIAN FOOD&WINE KAZU」は、知らないと見逃してしまうような細くて長い通路の先にあります。この隠れっぷりは、西のゆぱんき(弘前)か、東のKAZU(八戸)かと言ったところです。
店内は白い壁にこげ茶色のテーブルとソファで、落ち着いて高級感のある雰囲気。高い壁で仕切られたスペースが用意されているので、他のお客さんの目を気にせず飲食できます。個室も用意されているので、親しい仲間でワイワイしたい時にも利用可能です。

大西ハーブ園のグリーンサラダ
数多くのシェフから圧倒的な支持を集める大西ハーブ園のハーブ。ハーブ本来の美味しさがしっかり堪能できるよう、ドレッシングはシンプルにして、演出はできるだけ抑えめに。噛むごとに口に広がるハーブの風味は、前菜として申し分のない一品です。

林大豚(りんにんとん)サラダ
パッと見ただけでは読めない「林大豚(りんにんとん)」。林檎から作ったファイバーと大蒜(にんにく)入りの飼料を与えて育てられた十和田産の豚。言葉遊び的なネーミングで、林檎の「林(りん)」と大蒜(にんにく)の「大(にん?)」を組み合わせた名前となっています。
従来の豚肉と比較して、コレステロールが低いのも売りだそうです。Kuuさんがレポートされているように、ジュワーと染み出すような旨みとさっぱりした脂肪のバランスが良く、程よい柔らかさが魅力的なお肉です。

しじみリゾット
十三湖ヤマトシジミ青森県産米の「まっしぐら」を使ったリゾット。肝臓にも優しそうなシジミの旨みに、パルメザンチーズのコクと香りが絶妙です。リゾットが大好きなので、とても気に入りました。

シラウオのペペロンチーノ
丁度漁期を迎えていた小川原湖産のシラウオを堪能する一品。火を通したシラウオはふっくらとした食感を楽しむことができます。ルッコラ、パセリ、田子産にんにくを使って風味豊かなペペロンチーノに仕上がっています。
青森県産の食材をふんだんに使って、美味しい青森をまるごと頂けてしまうイタリアンでした。
 

ITALIAN FOOD&WINE KAZU
青森県八戸市長横町4-3
0178-22-4255
17:00〜24:00
日・祝休