八戸・ボリショイカフェ

青森県内では珍しいロシア料理店が八戸市にあります。名前は「ボリショイカフェ(Большой кафе)」で、ボリショイとはロシア語で大きいという意味。八戸市の臨海工業地帯へ続く道路の傍らにある、オレンジ色の建物が目印です。
デーリー東北・北奥羽店味めぐり(2009.12.12)で紹介されているように、ロシア・ハバロフスク出身のグビナ・オルガさんがもてなしてくれます。とてもキュートなロシア美人さんで、日本語がとてもお上手です。

女性が経営されるお店ということで、店内の清潔感は言うまでもなく、ナプキンを美しくグラスに飾るなど細かいところまで気を配られています。ソファーが青色に統一されていて心地良いです。訪問した時が12月ということもあり、クリスマスムード満点な雰囲気も素敵でした。ロシアのジャムや紅茶も並べられていて、購入することができます。

ランチはお得なセットメニューが用意されていて、メイン料理1品+サラダ+コーヒー+メイン料理(ハーフサイズ)1品で950円となっています。メインとメイン(ハーフサイズ)は次の料理を選びました。

ボルシチ
ロシア料理の代表的なスープ。長時間ゆっくりと野菜と肉を煮込んだ体に優しいスープ。ボルシチの赤い色はビーツという野菜の色。甘くて独特な風味のある根菜です。必ずサワークリームが浮かべてあるので、適当に混ぜながら頂きます。野菜もお肉もホロッと崩れるほど、優しく煮込まれています。寒い日はボルシチに限りますね。

バリーニキ(ハーフサイズ)
野菜、お肉などさまざまな食材を記事に包み込んだ水餃子風のロシア家庭料理。ロシアはモンゴルや中国と国境を接しているため、モンゴルや中国で食される水餃子に良く似た料理が存在します。醤油ではなく、生クリームやヨーグルトとともに頂くのがロシア風。モチモチの皮の中に、キャベツがたっぷり入っていて、とても美味しいです。生クリームとヨーグルトを混ぜたような甘くないソースとの相性も抜群です。とても気に入りました!
メイン料理に選ぶことができる料理は、上記以外に、ピロシキ(ロシアの揚げパン)、ペリメニ(チキンやミンチなどを入れた水餃子風料理)、チェブレーキ(大きな揚げ餃子風)、ブリーニ(ミンチなどを挟んだロシアのクレープ)、ブリンチキ(ジャムなどを挟んだデザート風クレープ)がありました。選択の幅が広くて嬉しいですね。


サラダ、コーヒー
サラダはコールスロー系で、マヨネーズで和えたようなサラダです。コーヒーも美味しく頂きました。
「∞doors 八戸探検隊」さんの記事(2009/07/30)で紹介されているように、スイーツ系のネギボウズ(トロボーチキ)や不思議なクッキー(クルミクッキー)も美味しそうです。青森では珍しい黒パンも頂きたかったのですが、食べ歩きの行程を考え遠慮しました。
西洋料理ではありますが、どこか親しみやすいロシア料理を是非お試しあれ。ボリショイカフェのファンが増えることをお祈りします!
 

ボリショイ カフェ Bolshoi cafe (HP)
青森県八戸市八太郎2-5-8
0178-29-1404
11:00〜14:00
17:00〜21:00
木曜休