青森・Galetteria Da Sasino ガレッテリア・ダ・サスィーノ

青森駅隣に新設された商業施設「A-FACTORY」にあるガレット専門店「Galetteria Da Sasino(ガレッテリア・ダ・サスィーノ)」。開店直後から何度もお邪魔しながら、ようやく記事にすることができました。
青森県を代表するイタリアン「オステリア エノテカ ダ・サスィーノ」弘前市本町)の笹森シェフが世に送り出すガレット専門店ということで、期待を裏切らない見事なガレットを頂くことができます。
ある冬の日のBランチ(1500円)を紹介します。5種類のガレットの中から好きなガレット1つと、本日のスープ、ミニドルチェ、ドリンクがセットになっています。

本日のスープはミネストローネ。オレンジ色の小さなココットに入れられているので、アツアツのままで提供されました。ありきたりな味わいではなく、肉の旨みが良く効いたベースを用いて、どっしりとした味わいのミネストローネ。細かく刻まれた玉ねぎやニンジンが美味しいです。

ホタテとゴボウのガレットグラタン
ガレット生地で風呂敷のように包まれています。ホタテもゴボウも青森県の特産品。一見珍しい組み合わせですが、いかなるお味でしょうか。

ゴボウは大きめに切られていて、さっくりとした食感をしっかり堪能できます。ゴボウらしい独特の土臭さはまるで嫌味がなく、何とも芳(かぐわ)しい。旨みたっぷりのホタテは大ぶりで、なかなかの食べ応えがあります。サラサラとしたクリームソースに、真っ赤なビーツが独特の風味と甘みを加えて、見事にゴボウとホタテを調和させます。寒い冬にピッタリのホワイトシチューをガレットで包み、体の芯まで温めてくれるような優しさがあります。

ミニドルチェ。名前は失念しましたが、ドライフルーツをたっぷり使い、シナモンを効かせたヨーロッパ伝統のお菓子といった雰囲気。しつこすぎない甘みと爽やかな酸味が心地良い逸品でした。

岩木産リンゴジュース
りんごの本場・青森ならではのリンゴジュース。口の中でふんわりと膨らむような甘い香りと爽やかな甘み。ドリンクに岩木産リンゴジュースを選ぶと、青森満載なランチで大満足となります。
もう少しガレットを紹介しましょう。

ガレット・コンプレット。玉子と生ハムを使った定番ガレット。旨みの強い生ハムが加熱されてさらにパワフル味わいになり、半熟玉子のトロリ感が他に例を見ないほどにマッチします。溶けたチーズが味のベースを支えて、それはもう素晴らしいガレットに仕上がっています。

アンチョビと長芋のスクランブルエッグのガレット
くるりと巻かれたガレットは、サプライズの小包が届けられた時のようなワクワク感が漂います。

小包を紐解くように、ガレットにナイフを入れると、ふわんふわんなスクランブルエッグが顔をのぞかせますよ。そのままパクリと口に運ぶと、優しく効かせたアンチョビの香りと長芋の優しい食感が口いっぱいに広がります。雲に乗ったかのような心地良さで満たされてしまいます。
意欲的に青森らしい食材を取り入れて、確かな技で裏打ちされたガレットを頂くことができます。青森グルメ旅行のスタートをここで切ったら、ロケットスタートですね。
 
Galetteria Da Sasino ガレッテリア・ダ・サスィーノ
017-735-1155
青森県青森市柳川1-4-2 A-FACTORY 2F
11:00〜14:30 (LO 14:00)
17:30〜21:00 (LO 20:30)