八戸・番丁庵

第93回全国高校野球選手権大会青森県代表、光星学院は決勝で日大三西東京)と対戦しましたが、0−11で完封負けを喫しました。被災地・八戸のみならず東北地方に、そして全国に勇気と感動を届けてくれて、本当にありがとう。
光星学院がある八戸市では、「元気をここから!おんでやぁんせ八戸」はちのへ観光復興キャンペーン八戸市商工会議所)が展開中です。このキャンペーンに賛同し、八戸情報を発信してみたいと思っています(不定期更新)。

 
八戸市中心部のメインストリートにある蕎麦の名店「番丁庵」を紹介します。入口から階段で2階に上り入店します。店内はテーブル席と小上がり席が並び、一角に蕎麦を打つ場所が見えるように配置されています。

入口の看板にある「酒と肴と手打そば」の言葉通り、蕎麦だけでなく酒も肴も揃っています。きっと夜の訪問も楽しいことでしょう。手打そばは、蕎麦粉九+割粉一の九一蕎麦とのこと。
Sadistic YUKIさんも紹介されている「二色天ぷらせいろ」(1,380円)をランチタイムに頂いてみました。

南部殿様蕎麦(変わりそば)と国産石臼挽きぐるみ蕎麦に、天ぷらと本わさびが付いたお膳。料理がテーブルいっぱいに広がるので、とても贅沢な気持ちになります。

南部殿様蕎麦(変わりそば)。訪問した時は、柚子の蕎麦。真っ白い更科そばに、柚子の香りがふんわり香ります。蕎麦の甘みと柚子の香りの組み合わせは、えも言われぬ美味しさを奏でます。爽やかな舌触りと弾力、するりとした喉越しは文句の付けようがありません。Sadistic YUKIさんがご紹介の「ふきのとう(ばっこ)蕎麦」もいつか楽しみたいと思います。

国産石臼挽きぐるみ蕎麦。蕎麦の味わいをまるごと堪能できる挽きぐるみ蕎麦には、どっしりとした風格さえ感じます。鼻孔をくすぐる蕎麦の心地良い香り、爽やかな瑞々しさも感じる舌触りと喉越しに、蕎麦を頂く幸せをしみじみと感じてしまいます。ずっしりと存在感のある蕎麦つゆとの相性も堪りません。

天ぷら。カリッと揚がって、サクサクな食感が思わずにんまり。素材の旨みを閉じ込めた天ぷらを、カリッサクッと小気味良い音とともに楽しみます。天ぷらに添えられた天つゆも風味が良いです。

心地良い辛みと香りが素晴らしい本わさび。丹精込めて打たれた蕎麦との相性は抜群の一言。蕎麦の美味しさが素晴らしかったので、添えられた薬味(ネギとおろし)は(私には)全く不要でした。
「当たり前のことを特別熱心に」という店主の言葉が響くような見事な蕎麦でした。
 

番丁庵 (HP)
青森県八戸市番町23
0178-22-7767
11:00〜21:00
火曜休