八戸・巴里の空の下で

大変ご無沙汰しておりました。今年の青森は豪雪に見舞われて、大変ご不便な生活を送られていることと拝察いたします。
八戸を代表するフランス料理店の一つである「巴里(パリ)の空の下で」を訪問してきました。1951年のフランス映画「巴里の空の下セーヌは流れる(Sous le Ciel de Paris Coule la Seine)」から付けられた店名と思われます。
八戸市中心部の小高い丘の上、細い坂を上った先にあります。店舗前と坂の手前に駐車場がありますが、店舗前の駐車場は正直停めにくいです。お店の外観は尖った屋根の下に蝶ネクタイが描かれていて、まるでタキシードのように見えます。店内は広々として開放感がある一方で、落ち着きのある雰囲気です。大変丁寧な料理でもてなして頂けますので、是非ご予約の上で訪問してみて下さい。全席禁煙(個室を除く)なので、料理の繊細な味わいまでも堪能できます。
今回ご紹介するのは、ディナーB(5000円)。

まずは、食前酒とアミューズで、もてなして頂けます。アミューズは一口サイズのシューに魚介のペーストを挟みこんだもの。写真はありませんが、食前酒にスパークリングワインを頂きました。

前菜は「前菜の盛り合わせ」を選択しました。色とりどりで、見ても食べても美味しい前菜の数々。味付けは抑えめながら丁寧な仕事が施されており、素材の良さが堪能できました。

本日の野菜のポタージュは、寒い季節にピッタリの「かぼちゃのポタージュ」。カボチャの甘みが口いっぱいに広がって、体もポカポカになります。

オマール海老シェフスタイルで。この日は、オマール海老とホタテのパスタ(フェトチーネ)。オマール海老の旨みが凝縮されたアメリケーヌソースが悶絶必至の美味しさ。プリプリのオマール海老の美味しさも堪りません。カプチーノ仕立てで白い泡が見えますね。

お口直しのグラニテ。シトラスとハーブが効いたシャーベットで、肉料理へと期待のバトンをつなげます。

メインは豊富なアラカルトメニューから選びます。今回は、「十和田黒牛フィレ肉の網焼き」で。絶妙な焼き加減とシンプルな塩とコショウの味付けで、十和田黒牛フィレ肉の凝縮された旨さが口の中で花開きます。舌が喜ぶという表現がピッタリの美味しさ。彩りよく盛り付けられた野菜も素晴らしいです。

デザートは、デザートの盛り合わせを選びました。ワインを使った林檎のコンポートが何とも青森らしくて素晴らしいですね。こちらのお店の名物デザートであるコショウのアイスクリームは、外せませんよ。
料理の盛り付けの品の良さも手伝って、大変幸せなディナーを楽しむことができました。大切なご家族やご友人とともに、大切な時間を楽しくお過ごし下さい。知れば知るほど食の深さを改めて知る八戸市からのレポートでした。
 

巴里の空の下で (HP)
青森県八戸市馬場町1-14
0178-71-3818
11:30〜15:00 (14:00LO)
18:00〜22:00 (20:30LO)
月曜休
日曜はランチタイムのみ
(定休日等はお店にご確認をお願いします)
全席禁煙