八甲田牧場

八甲田牧場

あまり知られていないことだと思いますが、青森市内には牧場がいくつかあります。今日は八甲田牧場を紹介します。青森市というのは面白いもので、中心部から南に直線距離で20kmも行けば、鬱蒼(うっそう)とした山岳地帯に突入してしまいます。有名な八甲田山遭難事件の現場も、市街地から直線距離で20km程度しか離れていません。
今回は八甲田牧場に行くために、八甲田山の近くで国道103号から細い道を入っていきました。この道が心細い山道で、道の両側から草や枝が押し寄せていて、草だの枝だのをバサバサ踏み潰すように進みます。カーナビで位置の確認ができたので安心して進みましたが、カーナビが無かったら相当不安に襲われたことでしょう。
市街地からさほど離れていない場所なのに、大自然がむき出しという感じです。八甲田山周辺は大変な豪雪地帯で、冬にはほとんどの道路が閉鎖されてしまいます。この感覚はまだまだ良く分かりません。
八甲田牧場に着いたら、青森市内とは思えないほど目の前に広がる牧草地帯。青い空の下、鮮やかな緑の牧草の中に細く続く山道がとても良かった。黒い牛(八甲田牛)が遠くの方で放牧されていました。牧場は完全に秋の気配に包まれていて、ススキが伸びているし天も高いです。これが2ヶ月もすれば雪が降ってきて、長い冬を迎えるんですよね。
八甲田牧場の位置