青森市職員の新規採用抑制

平成17年度青森市職員の新規採用が大幅に抑制されている。大卒程度の上級については消防区分で1名のみで、行政を含むその他の区分は一切ゼロという考えられない厳しさである。ただし、中核市移行を目指す準備を進めるために、薬剤師などの医療職では採用枠が確保されている。
財政難を理由とした採用抑制策とのことだが、雇用機会の少ない青森県青森市の現状を考えると就業機会を少しでも創出すべきではないだろうか。このような現状では、民間企業に新規採用を増やせとは行政が言えないと思う。(参考:http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2005/1214/nto1214_9.asp
特に青森市は製造業が乏しいため、公務の就業者比率が全国よりも高い。2000年の国勢調査によると、公務の就業者比率は全国平均では3.4%であるが、青森県で見ると5.3%、青森市だけ見ると6.2%である。
私の知る限り、確かに公務員の削減あるいは配置転換を徐々に進めているようで、人員削減により作業密度が高くなったために、従来のように作業が進まなくなっている部署もある。それでも暇な部署はまだまだ多いようであるが。
公務員希望で準備を進めていた学生には辛いニュースだと思いました。