スケートの環境改善を

にわかにスケート人気が高まっているが、スケートを取り巻く環境は相当厳しいようだ。スポニチ2006年2月26日記事・静香のお願い 練習環境整えてより、荒川静香の言葉。

 「私が基礎をつくり上げてきたリンクが閉鎖されて、子供たちは困っています。私が国内にいるときも練習の時間がとれなくて、米国で練習せざるを得ない。人気が高まるのと反対に、リンクの状況はよくないんです」

 荒川が小学1年から高校卒業まで毎日のように練習した仙台の「泉アイススケートリンク」は、04年12月に経営難のため、閉鎖された。11年間指導を受けた恩師の長久保裕コーチ(59)と選手たちは練習場所を失い、今年4月から名古屋に拠点を移さざるをえなくなった。男子代表の高橋大輔(19)が使っていた大阪・高槻市内のリンクも昨年閉鎖になるなど、この5年間に国内で閉鎖に追い込まれたリンクは40以上と言われる。銀盤での華やかな演技とは裏腹に、日本のフィギュア界の実情は危機的状況にある。

先日の青森県営スケート場も、アイススケートは通年営業ではなく、わずかに3月12日までの営業である。青森の小学生たちも、あとわずかのアイススケートを名残惜しむように滑っていたのかなぁ。

単なるブームではなく、継続的にスケートを支援できる体制を早急に望む。