高卒の求人倍率

Yahoo!ニュース(読売新聞)2006年9月13日記事の高卒の求人倍率、9年ぶりに1倍超より

 厚生労働省は13日、来春卒業する高校生の求人、求職状況を発表した。
 7月末現在の求人倍率は、1997年(1・35倍)以来、9年ぶりに1倍を超え、前年同期比0・24ポイント増の1・14倍となった。
 同省は「好景気に加え、来年度から団塊世代の退職が本格化するため、若年層を確保し、技能継承していこうという会社側の意向があるとみられる」としている。
 全国の高校生の求人数は約23万8000人で、前年同期比26・6%増加。求職者数は約20万9000人で同0・4%の増。求人倍率は4年連続で改善した。
 求人倍率を地域別にみると、京浜が前年同期比0・51ポイント増の2・98倍、東海が同0・35ポイント増の1・9倍と好調。その一方で、北海道が前年同期比0・05ポイント増の0・29倍、南九州が同0・13ポイント増の0・42倍にとどまり、地域間格差は広がった。

平成18年度高校・中学新卒者の求人・求職状況(平成18年7月末現在)について厚生労働省)のデータより、高卒の求人倍率都道府県別に並べると、残念ながらワーストは青森県でした。高校卒業生の0.17倍しか求人がないというのは厳しいです。
高卒の求人倍率(ワースト順)

順位 都道府県 求人倍率
1 青森 0.17
2 沖縄 0.21
3 高知 0.24
4 鹿児島 0.26
5 北海道 0.29
6 長崎 0.31
7 熊本 0.34
8 秋田 0.36
9 宮崎 0.36
10 岩手 0.42
11 佐賀 0.42
12 和歌山 0.51
13 島根 0.52
14 鳥取 0.53
15 徳島 0.57
16 福島 0.60
17 山形 0.63
18 宮城 0.65
19 福岡 0.76
20 愛媛 0.77
21 山口 0.82
22 奈良 0.88
23 茨城 0.90
24 千葉 0.92
25 大分 0.97
26 兵庫 1.03
27 新潟 1.04
28 栃木 1.09
29 長野 1.10
30 山梨 1.12
31 福井 1.14
32 岡山 1.14
33 埼玉 1.19
34 石川 1.21
35 滋賀 1.26
36 群馬 1.33
37 富山 1.35
38 神奈川 1.37
39 三重 1.37
40 香川 1.45
41 岐阜 1.47
42 静岡 1.50
43 京都 1.50
44 広島 1.89
45 大阪 2.25
46 愛知 2.54
47 東京 4.41

順位下位の多くを占めるのが、東北・北海道、九州などの地域に偏っていることがよく分かります。