奈良美智+graf A to Z

AtoZ

待望の奈良美智+graf A to Zに行ってきました。AからZまでの26の建物がレンガ倉庫の中に設けられ、様々な仕掛けとともに奈良美智氏の作品が並べられています。
例えば、Dという建物はドア(Doors)がいくつもあり、ドアを開けると作品が展示されています。あるドアを開けると「例の白い犬」のような犬が恐い顔をしていました(絵の一部なのですが)。隣にいた子どもが「あおもり犬が凶暴になってるぅ〜!」って叫んでいたのが微笑ましかったです。
展示空間内の建物はドアあり、階段あり、のぞき穴あり、展望台あり・・・。仕掛けに次ぐ仕掛けで、子どもたちは謎解きを楽しむようにはしゃいでいました。ノコギリを持った子どもの絵もあって、無邪気に戯れる子どもたちとのギャップを感じました。これも一つのメッセージなのでしょう。
A to Zはまるで遊園地のような展覧会で、あまり経験したことがないものでした。遊び心がいっぱいなのに、芸術作品としての品位は失われていない。奈良アートの魅力に改めて引き込まれました。
訪問した日は連休の最終日で天候にも恵まれたこともあり、大変な賑わいを見せていました。ミュージアムショップ待ち時間90分には驚きました。会期もあとわずか、未見の方は是非どうぞ。