中尊寺

中尊寺金色堂

念願の中尊寺訪問を遂に果たす。訪問した日は曇り空で気温も低く、日中というのに底冷えのする日であった。中尊寺の参道にある商店は冬季休業期間に入り、寂しさに拍車をかける。
参道から眼下の景色を見渡すと、田畑が広がり川の流れも見える。大規模な道路建設国道4号平泉バイパスの建設)も印象的であった。松尾芭蕉の時代とは景色も一変してしまうことだろう。
松尾芭蕉「おくのほそ道」の中で最も気に入っているのが「平泉」の部分なので、境内にてしばらく時間も忘れ感傷にひたる。

中尊寺と言えば金色堂。あまりの美しさに言葉を奪われる。奥州藤原氏の栄華を今に伝える貴重な遺産である。螺鈿などの装飾品は大修理の際に美しくよみがえり、創建時の美しさを今に伝えている。
讃衡蔵(さんこうぞう)という名の宝物館は、国宝を含む貴重な文化遺産を展示保護する。県立博物館レベルの資料の貴重さ、豊富さで見る者を圧倒する。中尊寺にお越しの際には忘れずにご訪問頂きたい。