スタミナ源たれ

スタミナ源たれ

青森の人ならば誰でも知っている焼肉のタレがあります。その名も「スタミナ源たれ」。通称は「源(げん)たれ」。生産者は上北農産(かみきた・のうさん)。上北農産のオンラインショップこちらのページ(食材工房ぜにや)で商品を購入することもできます。
青森特産のりんごを筆頭に、ニンニク・玉葱・生姜等の野菜をたっぷり使った焼肉のタレです。一見サラリとあっさりしていますが、ニンニクと野菜の風味がたっぷりです。
すりおろした野菜類がかなり沈殿して見えるのが特徴で、使う前には必ず振らなければいけません。これでモヤシ炒め、野菜炒めを作ると美味しいんですよ。
当ブログ読者からお寄せ頂いた情報によれば、製造元の「上北農産」は元々羊毛の組合だったとか。(情報提供ありがとうございます。) こちらのページの情報によれば、

昭和26 (1951)年、羊毛加工を主業務とする藤坂緬羊農業協同組合として発足し、昭和28 (1953)年に、青森県農村工業農業協同組合連合会三本木工場を買収して醤油醸造・販売業を引き継いで、現在の上北農産加工農業協同組合となりました。

という記述を確認しました。さらに

緬羊の盛んだったこの地域では、当時、羊肉を食べる習慣がありました。この肉をもっと美味しく食べるために、地元上北地区の大蒜や玉葱・津軽の林檎・県内産小麦で仕込んだ醤油を原料とした焼肉のタレを開発したのが、「スタミナ源たれ」です。

ということで、なぜ焼肉のタレが生まれたのかという理由も分かりました。知る人ぞ知る存在にはなってきましたが、全国的な知名度はまだまだです。「源たれ」がもっと有名になってほしいところです。東京でも間違いなくヒットする商品だと思います。