吹雪の恐怖

萱野高原

去る1月27日、青森市の萱野高原で猛吹雪があり、車40台あまりが12時間近く全く身動きが取れなくなった。あまりに激しい吹雪で、視界は完全にゼロ。車外に出ることさえ恐怖であったという。
東奥日報記事(2007/01/29)によれば、萱野高原には風をさえぎるものがなく、通常の西風ではなく東風(ヤマセ)であったために西風対策の防風柵は役に立たなかった。
青森に来て思うことは、自然が脅威であるということ。いつでも命の危機にさらされるということだ。萱野高原は晴れていれば開放的な風景が広がるのだが、吹雪いてしまうと一転して白い恐怖に襲われることになる。
萱野高原は青森市街からも近く、雪山という雰囲気ではないのだが、油断せずに雪山対策をした方が良いようだ。ガソリンは満タンにして、ワイヤやチェーンを持参する。あまりに悪天候の時は山に入らないことが賢明なのだろう。
 
写真は晴れた日の雪の萱野高原。晴れていれば素晴らしい雪景色が楽しめる。