青森焼きそば

鈴木焼きそば

ジャンプ放送局」や「桃太郎電鉄」で有名なさくまあきら氏が日記で語るように、青森は隠れた「焼きそば王国」である。青森の焼きそばについてはhttp://marugoto.exblog.jp/2089140/の説明が詳しい。青森の焼きそばと言えば、堤川を挟んで東西にあるやきそば店2軒が有名だ。その名も「鈴木焼きそば」と「後藤焼きそば店」である。
今回は「鈴木焼きそば」を通じて青森焼きそばを紹介したい。「鈴木焼きそば」は1961年創業、青森で最も古い焼きそば店と言われている。現在は3代目の女将さんが切り盛りしている。東奥日報2007年1月6日夕刊の「青森フード記」に詳しい記事がある。
青森焼きそばの特徴は、太くてモチモチした麺とこってりとしたソース。キャベツとカリカリに焼かれた豚肉という具はいささかシンプルであるが、食べ応えのある麺が主役と言うこともできるだろう。
「鈴木焼きそば」の麺はモチモチとして美味しい。東奥日報の記事によれば「めんがふっくら膨らむようによく焼くこと」が美味しさの秘訣だそうだ。通常の焼きそばは鉄板で作るが、青森焼きそばは中華鍋を用いて右手に2本の長い箸、左手にフライ返しという格好で調理する。これは腕力の弱い女性でも麺が返せるように工夫した結果だそうだ。カウンターに座ると目の前で調理が行われるので、何とも待ち遠しい気分になってくる。
「鈴木焼きそば」のソースは甘辛くて濃いソース。ソース好きの私には堪えられない美味しさだ。モチモチとした麺との絡みも素晴らしく、パクパクと食べてしまう。紅生姜との相性も抜群であるが、テーブルに置いてある一味唐辛子との相性も格別だ。
ごまぽんさんのhttp://gomachrome.blog27.fc2.com/blog-entry-193.htmlの記事にあるように、お昼は美味しそうな「おにぎり」がテーブルの上に並んで、否応なく食欲を掻き立てられる。青森市民にとっては「懐かしい味」の代表格なのだろう。
さくまあきら氏の2006年11月17日の日記には次のような記述がある。

最近の私のマイブームが焼きそばであることも伝えて、青森は焼きそば王国だから、新幹線が青森まで延伸したときには、ぜひ「焼きそば横丁」を作ってほしいと要請する。

私も全く同感である。青森焼きそばはもっと有名になるべきだ。

鈴木焼きそば (焼きそばの鈴木)
青森市青柳2-8-9
017-777-8166
10:30〜18:30(土日17:00)
定休:月曜、第3日曜