福岡歴史点描
筥崎宮(箱崎宮)
筥崎宮(箱崎宮)は筥崎八幡宮とも称し、大分の宇佐、京都の石清水とともに日本三大八幡宮とされる。主祭神は応神天皇(八幡神)。平安時代中期の921年(延喜21年)、醍醐天皇が神勅により「敵国降伏」の宸筆(しんぴつ)を下賜され、この地に壮麗な御社殿を建立しました。
1274年(文永11年)の蒙古襲来(元寇)のおり、亀山上皇も「敵国降伏」の宸筆を納められ、俗に云う神風が吹き未曾有の困難に打ち勝ったことから、厄除・勝運の神としても有名です。その後も多くの武将の参詣を受けています。
本殿前の楼門に掲げられた「敵国降伏」の扁額は、太平洋戦争末期の1945年4月には切手にもなりました。