十和田の名店・ブラスリーMASUDA (1)

青森県十和田市にてフランス料理の名店を発見しました。ネット上での情報が乏しいようなので、詳細にレポートしたいと思います。


お店の名前は「ブラスリーMASUDA」。十和田にいながらにして、一流のフランス料理が楽しめるお店です。とんがり屋根が特徴的な建物。
入口の扉を開けると、右手に額に入れられた証明書が飾られています。調べてビックリ。何とフランスの三ツ星レストラン「Georges Blanc(ジョルジュ・ブラン)」での在籍を証明するものでした。(申し訳ありませんが、写真は拡大されません。)


デーリー東北記事(2004/11/20)にあるように、こちらの増田シェフは延べ13年もフランスに滞在し、三ツ星レストランを渡り歩いた経験をお持ちなのです。こんな凄い人が十和田市にいたとは驚きです!
店内は落ち着いた雰囲気で、日中は天窓から優しい太陽光が差し込みます。テーブルもイスも格調のあるデザイン。少し大きめなのでとても落ち着きます。壁にはシェフが渡り歩いたと思われるレストランのメニューが張られて、シェフの自信すら伝わってきます。
魚料理も肉料理も楽しめるランチメニュー「Bランチ」(2,940円)を注文しました。

前菜はフルーツとレバーを巻いた蒸し鶏、オリーブのサラダ、塩漬けの豚肉を載せたメロン。
フランスの田舎料理を基本としているということで、見た目はシンプルな前菜ですが、なかなか興味深い前菜でした。蒸し鶏について、レバーは本来苦手なのですが全く臭みがなくて、鶏の味わいを深めるような一品でした。オリーブのサラダは南仏など地中海沿岸を思わせるシンプルながら味わい深い一品。
メロンは典型的な生ハムを載せるのではなく、あっさりとした塩漬けの豚肉を薄く切ったものが載せてあります。このこだわりぶりは、弘前「サスィーノ」を彷彿とさせます。

スープは優しい味わいのミネストローネ。細かく刻まれた野菜がたくさん入った「食べるスープ」。野菜本来の美味しさが引き出された絶品スープです。ふわりとかけられたオリーブオイルが素敵なアクセント。
具材が本当に豊富で、確認できたものだけでもベーコン、玉葱、長葱、人参、セロリ、キャベツ、ジャガイモ、トマト。個人的には、黒っぽいキノコ(名前は分からず)が食感も味わいもピカイチでした。
レストランの格はスープでハッキリ分かりますが、こちらのスープはかなりのレベル。この後続く魚料理、肉料理への期待が高まります。こちらの料理の紹介は次回に続きます
 
ブラスリーMASUDA (ブラスリー・マスダ)
青森県十和田市東二十二番町12-27
0176-25-1177
11:30〜14:00
18:00〜21:00
月曜休