大間・浜寿司

少しだけ前のことですが、青森グルメの代表格、大間マグロを本州最北端の大間町まで食べに行ってきました。


「本州最北端の地」の大間町までは、青森市から車で3時間以上。地の果てにまで来たような達成感すらあります。青い空と青い海がまぶしい大間町。「まぐろ一本釣の町」マグロの像は町のシンボル的存在。さえぎる物なく吹き付ける津軽海峡の風は、激しく強く冷たい風。この厳しい環境の下で男たちはマグロと闘うのかと海に思いを馳せます。


大間マグロを喰らうべく、「大間 浜寿司」を訪問しました。大間漁港のすぐ近く、海まではわずか数十歩の至近距離。昼間は事前の予約制となっています。にこやかな大将に迎えられてカウンター席に座ります。

大間で大間マグロをとにかく堪能したい。そんな願いをストレートに叶える「大間鮪盛合わせ握り」(5,500円)。

大トロ2個。目を見張るばかりの美しさにまず感動します。薄赤色の身に優しく白い脂の筋が入ります。一口頬張れば、何とも言えない脂の旨さが舌の上に広がって、そのまま旨さを残して消えていきます。

中トロ2個。大トロに比べると、刺しの入り方がさらに繊細で美しい。脂の旨さ、身の旨さのバランスが絶妙です。

赤身4個と鉄火巻1本。赤身の鮮烈な赤さが印象的。舌に乗せたときの感覚は、今までのマグロにはない優しい舌触り。
大間マグロの凄いところは、いわゆるマグロ臭さが全く感じられないこと。マグロ特有のクセのようなものがなく、スーッと自然に体に入っていく感覚があります。これは本当に驚きでした。青森グルメを語る上で「大間マグロ」は絶対に避けて通れないと思います。青森グルメの凄さを震えるほどに体験しました。
 
浜寿司
青森県下北郡大間町大字大間字大間69-3
0175-37-2739
17:30〜22:00
昼は要予約、夜もなるべく予約
不定