十和田・風のひろば


十和田市の中心商店街に、「風のひろば」という名前のフェアトレードショップがあります。
ショップに併設されたカフェでは、金・土・日の限定で、自家有機栽培の野菜、地場農産物、自然栽培玄米・雑穀などを使用したナチュラルフードを楽しむことができます。(カフェの営業日が限定されているのは、カフェ担当者が平日は農作業に携わっているため。)

いろいろな料理が楽しめる「お野菜と雑穀のプレート」(790円)を注文してみました。色とりどりの美しい夏野菜が一堂に会する豪華なプレート。思わずワッと歓声を上げてしまいます。

本日のお野菜グリル(中央)とソラマメの雑穀キッシュ(右)
本日のお野菜グリルは、小カブ、ズッキーニ(丸型品種)、ジャガイモ。香ばしくて美しい焼き目が付けられています。絶妙な加減で塩が振ってあり、野菜の瑞々しさや滋味溢れる美味しさをじっくり堪能します。こちらで使われる野菜は、すべて自家有機栽培。農薬や化学肥料を使わずに育てられました。モリモリとした力に溢れていて、大地の恵みを直接受け取っているかのようです。
小さくて丸い緑の野菜は、丸型品種のズッキーニ。あまり見慣れませんね。コチラでズッキーニには様々な品種があることを知りました。
病み付きになりそうな美味しさを誇るのが、ソラマメの雑穀キッシュ。ソラマメの独特な青臭さはあまり感じられず、ホクホクとした旨みが口いっぱいに広がります。キッシュの生地にはライ麦系の雑穀が使われていて、風味豊かな味わいが絶妙です。

ラディッシュとキュウリのマリネ(左)と冷製カポナータ(右)
ザクザクとして瑞々しいラデッシュに、少し揉まれたキュウリをさっぱりとしたマリネで頂きます。鼻を抜けるようなラデッシュの爽やかさに、清涼感のあるキュウリのすがすがしさ。夏を感じる逸品です。
夏料理の定番といえばカポナータ。ズッキーニ、ナス、パプリカなどの夏野菜を優しく煮込んで、冷してあります。野菜の美味しさが凝縮されていますね。

自家自然栽培の冷やしトマト
夏を感じる野菜といえばトマト。丁寧に湯むきしたトマトをひんやり冷やして。爽やかな美味しさが喉を潤します。シンプルな料理ですが、太陽をたっぷり浴びた自然栽培トマトの美味しさをストレートに味わうことができます。

自家酵母パン
自家天然酵母で作られたパンは、表面はカリッ、中はしっとりもっちりとしています。無漂白の国産小麦100%使用し、全て手ごねだそうです。うっすらと感じる独特の酸味が、個人的には気に入りました。

ジャガイモと六条大麦のスープ
ジャガイモでとろみがついたポタージュに、コロコロンと六条大麦のお団子が入っています。美味しさもさることながら、独特の食感も楽しい逸品。夏らしく冷製仕立てです。

プチスイーツ盛り合わせ(300円、食事と同時は200円)
食後のお楽しみ、プチスイーツ3種盛り合わせです。こちらのスイーツは、季節の野菜・果実をふんだんに使用しますが、卵・乳製品は使用していません。今回のスイーツは、カラメルバナナとキャロブ(いなご豆)のケーキ、スモモのジェラート、豆乳ティラミス。
ケーキは、完熟のバナナを黒糖でカラメリゼして、キャロブ(いなご豆)とともに焼き上げたもの。しっとりとした食感で、ふんわりとバナナの香りが鼻を抜けます。ジェラートは、甘酸っぱいスモモの風味が口いっぱいに広がります。豆乳ティラミスは、豆乳のコクとともにナチュラルな甘さのティラミスを楽しみます。こういうナチュラル系のスイーツは大好きです。
地元商店街に溶け込みつつ、フェアトレードを通じたメッセージも発信する新しいスタイルのショップ&カフェ。週末のみのカフェですが、ナチュラルな雰囲気に癒されます。
 

フェアトレードショップ&カフェ 風のひろば (HP
青森県十和田市稲生町15-16 中央ビル1-1
0176-25-0185
カフェ 12:00〜17:00
金・土・日のみの営業
 
ショップ 10:00〜17:00
木曜休
駐車場あり