東京神田小川町・青森県むつ下北半島

東京は神田小川町にある「青森県むつ下北半島」という名のアンテナショップ居酒屋をご紹介しましょう。本州最北端のむつ下北地域より、産地直送の海の幸を届けてくれるお店です。東京にいながら、青森県の海の幸が堪能できてしまいます。2012年12月12日にオープンしたばかりですが、連日大変盛況なお店で予約推奨と思われます。店内の雰囲気はまるごと青森さんの記事(2012/12/21)で知ることができます。(青森が好きすぎるねこぜさんのレポートも興味深いです。)
むつ下北半島の豊富な海の幸や食材を用いた料理の数々が楽しめるだけでなく、他ではあまり見られないほどの様々な青森地焼酎が取り揃えられています。

かぼちゃ焼酎「北瓜(きたふり)」ロックとお通しの「つぶ貝」

青森ではポピュラーな「つぶ貝」も、東京をはじめとする都市部では見慣れない食材です。独特の旨みを持つ「つぶ貝」を久々に頂き、感動もひとしおでした。
かぼちゃ焼酎「北瓜(きたふり)」は、むつ市東通村で栽培されている「一球入魂かぼちゃ」で造った焼酎で、下北ふるさと活性化協議会が企画し実現した商品。カボチャは漢字で書くと「南瓜」なのですが、北の大地で育ったとの意味を込めて「北瓜」と名付けられたのでしょう。膨らむような甘さとキリリとした味わいを感じました。(右の画像出典はお店のHP
「一球入魂かぼちゃ」については、まるごと青森さんの記事(2007/10/15)が詳しいですが、「一球入魂」という名前は、一株に実をひとつだけ成らせて大切に育てる独特の栽培方法に由来しています。

下北イカ寿司
すぐに出てくる割りに、とてもお酒に合う逸品。下北半島の郷土料理で、イカの胴体にゲソとキャベツなどの野菜を詰め込んで、酢で漬け込んだもの。程好い酸味とイカの旨みが何とも絶妙。程好く塩味も効いて、お酒との相性は抜群です。青森を離れたら、まず食べられない絶品です。


日本一マグロ(大間マグロ)
見よ、この美しさを。日本一の誉れ高い大間マグロが極めてリーズナブルに頂けてしまいます。典型的なマグロにあるような風味ではなく、雑味のない本当のマグロの味わいが堪能できます。中トロに至っては口の中で溶けていきます。この感動が東京の庶民的なお店で味わえてしまうとはありがたい限り。ワサビもすりおろしで素晴らしいです。正直なところ、人に教えたくないです、このお店。

コマイ一夜干し
コマイは「氷下魚」と書かれるように、北に棲む魚。ホッケと並ぶ、北の味覚の代表格。通称シシャモ(カラフトシシャモ、カペリン)をグッと味わい深くしたような味覚。七輪でトロトロ焼いて、マヨネーズと一味唐辛子で頂きます。七輪で焼くから、コマイの旨みがググッと引き出されます。

下北貝焼き味噌
青森在住時代に最もハマった青森郷土料理。煮干しを使ったダシに味噌を溶かし、ホタテ、豆腐、ネギ、モズクをモリモリ盛って、コンロでアツアツになったところで溶き卵を注いで仕上げます。目の前でカセットコンロを使って、作って頂けます。一口食べれば、この美味しさに納得して頂けると思います。ホタテの殻を調理器具にしてしまうところにも、旅情あふれる逸品です。
もう久しく訪れていない、むつ下北地域に再び出かけてみたくなりました。
 

ご当地酒場 青森県むつ下北半島 神田小川町店 (HP)
東京都千代田区神田美土代町9 千代田21ビルディングB1
050-5796-7644
03-5577-4195
11:30〜14:00
17:00〜23:30(土は23:00まで)
日祝休