今日もまた青森ねぶた祭

青森ねぶた祭の正装

今日の青森は昨日よりもさらに暑く、最高気温は34℃でした。自分の部屋にはエアコンがないので、暑さは程々でお願いします・・・。
今日もまた青森ねぶた祭に行ってきました。昨日以上に大型ねぶたが多く出陣し、場所を変えて今まで以上に目の前で観覧することができたので、大満足でした。昨日よりも30分以上運行時間が長く、例のカラス族を1ヶ所に集約させることに成功したことも大きかったようです。関係者の皆様ありがとうございました。
青森ねぶたの正装は、浴衣姿に青やピンクの腰巻を巻いて、黄色や赤色の布(シゴキ)を腰に巻きます。より正統にこだわるならば、頭には色とりどりの花を付けた花笠をかぶります。この格好を初めて見たときに、男の衣装とは思えないなと感じましたが、やはりルーツは女装にあったようです。(男が女形も務める歌舞伎に似ていますね。) 昨日触れた若者の衣装は自己満足だけで、伝統文化を守りつつアレンジを加えるという視点で行っている訳ではないので、あまり賛成できる動きではありません。
小型ねぶたの中には、広告を兼ねて作られたビール缶、お茶、じゃがりこ、便器!をかたどったものもありました。爆笑系では、プロパンガスの被り物をした人が練り歩いているのですが、被り物の外側だけをクルクルと高速回転するパフォーマンスが面白かったです。浅虫水族館のマスコット・ラッピーもPRに一役買っていました。仮装して練り歩く人をバケト(化人)と呼ぶのですが、元々こういう形式が先にあって現在の正装が生まれたようです。
素人目にも素晴らしかった青森菱友会の「小川原湖伝説 道忠幻生」(竹浪比呂央・作)は、ねぶた大賞・最優秀制作者賞・運行・跳人賞・囃子賞の4冠を達成されたのですね。おめでとうございました。