青森ねぶた祭・最終日

ねぶた海上運行

祭りの最後というのは華々しいにもかかわらず、どうにも淋しい気持ちになります。今日は青森ねぶた祭の最終日で、先程まで花火大会とねぶたの海上運行を見ていました。
海の上では、ねぶたと囃子方が大きな船に乗せられて、ゆらりと移動していきます。明るく照らされたねぶたは良く見えるのですが、距離があるために笛や太鼓の音が軽く霞んで聞こえ、幻想的な世界に包まれます。綺麗なんだけど、強い寂寥感に襲われてしまい、会場には最後までいられませんでした。最後まで見届けると、後には淋しさだけが残るような気がしました。
日中には大型ねぶたが運行されて、夜見るねぶたとは一味違った雰囲気で楽しむことができました。青森ねぶた祭というのは、徹底的にねぶたを楽しむ祭りですね。夜の姿、昼の姿、海の上での姿、どれもねぶたの魅力を存分に伝えてくれます。ただやはり、王道である夜の大型ねぶたの運行が最も素晴らしいですね。
せっかく長い時間をかけて作成したねぶたも、明日から一斉に解体処分されて跡形もなくなってしまいます。ねぶた達は、写真だけに記録を残して記憶の中で生き続けていきます。楽しい思い出をありがとう。


(2005/08/08追記)
次のブログで紹介されている写真がとてもきれいです。青森の魅力が存分に引き出されていますよ。スゴイ!
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