青森は豊作

今年の青森県はコメの豊作が見込まれています(コメの作況指数103)。豊作というのは古来よりおめでたいことですが、経済法則に従うとコメ価格の下落により農家の収入が低下する可能性があります。以下の記事のよると「コメの価格下落を防ぐ集荷円滑化対策が発動される可能性がある」そうです。経済は難しいですね。
読売新聞2005年9月27日地域青森記事の作況指数103 冷害の影響受けずより

コメ東北一の豊作
 東北農政局青森統計・情報センターは27日、2005年産米(水稲)の9月15日時点の県平均の作況指数(平年作=100)は103が見込まれると発表した。全国平均の102、東北6県平均の101に比べても高く東北一となっている。同センターは、「やませによる影響も少なく、被害の大半を占める冷害がほとんどなかったため」としている。
 同センターによると、地域別では、青森、津軽両地帯が102(対前年産比1ポイント増、同4ポイント増)、南部・下北地帯が105(同2ポイント減)。また、県全体の10アール当たり収量は597キロ(同9キロ増)を見込んでいる。一方、県内の今年の水稲作付面積(青刈り面積を含む)は、大豆などほかの作物からの転換があり、5万3900ヘクタールと前年産より200ヘクタール増加した。
 田植え後の生育では、5月下旬に日照不足の影響が出たが、6月下旬に気温が高かったことで回復。7月に入ってからも低温や日照不足で生育が停滞したものの、中旬以降は天候に恵まれ順調に推移したという。
 また、作況指数101以上が見込まれるだけに、このままの状況が続けば、コメの価格下落を防ぐ集荷円滑化対策が発動される可能性がある。
(2005年9月28日 読売新聞)