高田バイパス開通

高田バイパス

今日は穏やかな天気で、非常に過ごしやすい日であった。ささやかな青空の下、冠雪した八甲田山が市街地からよく見えて、青森のシンボルここにありという感じで悠然としていた。
青森空港への新たなアクセスとなる「高田バイパス」が先日(11月21日午後3時)開通した。早速走ってみたが、信号機も激しいカーブもなく快適の一言。この調子で青森空港道路が無料となれば、さらに快適なのだが。バイパスの途中には大規模に山を削った個所もあり、大工事であったことが分かる。
今までの道路は急勾配(こうばい)と急カーブの連続で、冬季には路面が凍結して登れない車による渋滞もあったようだ。バイパスの設置を求める声も大きかっただけに、悲願達成という感じである。
東奥日報2005年11月21日記事の「高田バイパス」が開通より

 県が青森市に整備を進めてきた主要地方道青森浪岡線の「高田バイパス」(延長五・七キロ)が完成し二十一日、現地で開通式典が行われた。一般車両の通行は午後三時から。 新たに開通したのは、青森市荒川から同市高田までの四・九キロ。東北新幹線をまたぐ「スカイブリッジ」の青森市街側には、県道青森環状野内線からも出入りできる連絡道路を取り付けた。
 同バイパスは、青森空港へのアクセス向上などを目指し、一九九六年度に事業着手した。片側一車線で、車道部分の道幅は九・五メートル。総事業費は百三十七億円。
 従来の県道は急カーブ、急こう配が続く上に道幅が狭く、歩道や雪道の安全確保、交差点の渋滞解消が課題となっていた。バイパスは、こう配を従来の半分となる最大4.5%に抑えたほか、スカイブリッジと連絡道路までの七百七十四メートル区間にはロードヒーティングを施しており、安全性が高まると期待される。
 起点側の青森朝日放送前交差点から八百メートル区間は、二〇〇六年度に拡幅工事を行う。

写真出典=同上。開通式で通り初めをする車両(21日午前11時半、青森市高田)